私としましては、以前に技術系エントリでも述べた通り、いろいろな出費により今年も家計が火の鳥がために、「ただの土日がループしている」日々を乱舞しておりました。とりあえず伊坂幸太郎作品の乱読がメインでした。あと久しぶりに山村貞子4部作(『リング』『らせん』『ループ』『バースデイ』)も読んだ。
ちなみに出費の内訳は主に
- 引っ越し(ついでの家具総買い替え)
- 歯列矯正
そして引っ越し。今までは手取り17万のくせに家賃9万のマンションに住んでたんですけど、やはり「高かろう、良かろう」なのか、昨年の震災時の被害たるやすこぶる軽微でした(もちろん運が良かっただけかもしれませんが)。そんな具合で他にもいろいろと満足させてくれてたマンションですが、やはり完璧なものなどこの世には存在せず、
- 大通り沿い
窓開けてられない。テレビや音楽はノイズキャンセリング機器必須。 - シンクが狭い。流しが小さい。
まな板とかでかめの鍋・フライパンは風呂場で体とともに洗っていた。故にふた開けたら陰毛発見すること多々あり。 - 地域の治安が悪い
警視庁の犯罪情報マップによれば。幸い、実感するような事はなかったけど。あ、『仁義なき戦い』ってプリントされたTシャツ着てエスカレーターの右側ふさいでいるおっさんを見たことはあった。
なので、収入も増えたことだし、上記の不満を全て解決してプラスその他譲れない条件(南向き、角部屋など)を満たす物件を、許容家賃も13万円台までとかなり高めに設定してゆっくり納得いくまで探そうと動き出したのだけど・・・その矢先、すぐ隣のマンション(角部屋なのでホント目と鼻の先)の解体工事+新規マンション建築が始まることになり、さらに解体するマンションにアスベストが発見されたなんて知らせを聞かされ、心に焦りが生じてしまったのかもしれない。動き出して2週間、最初に訪問した不動産屋にて、事前にネットで調べてブクマしていた物件は悉くクローズしていることを聞かされ(しかも結構前にとの事。データベース更新しといてよ・・・)、うんざり感とアスベスト除去工事開始が近づいている焦りで、「何か違うな、気になるな」と思いつつも一応条件は満たしていたので「まあここでいいか」と妥協。家賃は3万以上アップの12万半ば。
結果は・・・前述の通り条件は満たしていたのだけど、失敗。その主因は「実際住んでみないとわからん」類いのものでした。
本当に鉄筋コンクリートか?
前の引っ越しの時もそうだったけど、譲れない条件の一つとして『鉄筋コンクリート造り』を掲げていた。繰り返すけど昨年の震災時の被害たるやすこぶる軽微だったので(鉄コンの力かどうかはわからんけど)。というわけで当然新居も当然鉄筋コンクリート造りな訳なんですけど・・・あの、4月にものすごい風強い日が2日程あったじゃないですか。あの風で建物が揺れたんですよ。建物揺れるくらいだから、窓も当然ものすごくガタガタガタガタいって夜うるさくて堪りませんでしたよ。前の家賃9万のマンションだと、台風でも建物はもちろん窓が(睡眠妨害されるほど)ガタガタいう事なんてなかったのに・・・本命の地震においても、同一震度でも揺れは前のマンションよりも大きい気がする。そして、一番認めたくない、気のせいだと思いたいことが一つ。地震や強風などで建物が揺れる現象が発生した後、風呂場などのスライドドアがつっかえて閉まりにくくなる事が発生。毎回ではないし、しばらくすれば元に戻るのだけど、これって要するに揺れの力で建物が変形したってことじゃないのか?大学生の頃の木造ぼろアパートではそういう事多々あったけど、家賃12万の鉄筋コンクリートだぞ!?
遮音性や断熱性も低い。上下階の部屋のスライドドアのスライディング音が普通に聞こえる。前のマンションでは風呂場で震えるような事はなかったが、現在は前述の木造ぼろアパート時代を思い起こさせる程で、真冬は風呂に入るのが億劫だった(まあ夏は涼しいかもしれんけど)。加えて地味に腹立ったのが、蛇口でお湯をひねって湯がでてくるまでの時間が長い。あんまりにも長いので時間計ってみたら、シャワーで40秒、洗面台に至っては1分10秒という結果!真冬に朝急いでいる時の1分10秒のタイムロスは結構イラつく。
繰り返しますが、家賃12万なんですけど!
本当に東京か?
大都会東京で23区なのに、電車が行きも帰りも10分に1本なんて思ってもみなかった。2・3分に1本に染まりきった精神、そして僕は技術者として周りに遅れをとっていると思っている身なので、このタイムロスには地味にイラつかされる(毎日ってのが辛いね)。あとは飲食店の少なさ。これは前の地域との比較になってしまうけど、ホント少ない。すき家も松屋も富士そばも無い。オリジン弁当も若菜もない。B級ラーメン・つけ麺屋(味源レベル)も全然無い。ちょっと違うけど徒歩5分圏内のコンビニも無い。昔ながらの飲み屋ばっかり。
手取り17万であった転職前は外食する余裕が無く、まっずい自作カレーをほぼ毎日4年半食してきた反動で、転職して収入が増えた途端外食しまくって幸福感とともに体重も増えて同僚の結婚式二次会で半年前に着られてたスーツが着られず大慌てした身にとっては、選択肢が全然無いこの状況は辛い。「外食ばっかりしてないで自炊しろ」という何者かのお達しかなーと前向きに捉えようとしたけど、一人暮らしの自炊って金銭的コストだけじゃなくて時間的コストも考慮するとそこまでコスパ良くない気がするのだけど。しかも外食の方が確実に美味しいし。
とまあ、これらに関しては事前に調査可能な項目だから、ちゃんと調べとけよって話ですけどね。電車の待ち時間も本読むなりすればいい話だし、そのうち慣れるのだろうけど。でもまさか東京23区で、しかも田舎と呼ばれる区ではなく結構栄えている区の割と大きい駅の周りがこんなんだとは思わなかったですよ。
家計どころか地域一帯が火の鳥に?
くるぞくるぞと言われている首都直下地震。先月、朝日新聞デジタルで以下の記事を発見しました。上記記事に『首都直下地震の火災被害想定』という画像が記載されていますが、僕の住んでいる地域、真っ赤です。確かに木造家屋がものすごく密集してるわ。地震に対しては『揺れ』の事しか頭になく、火災に関しては完全に見落としてた・・・
他には、駐輪場使用が有料(登録料が必要)だったり、インターネット回線の実効速度が前の物件の3分の1以下だったり・・・もう踏んだり蹴ったりです。
前と比べて確実に良くなったと言えることは、ゴミ捨ては時間・曜日気にせずいつでもOKって事くらい。
皆様、住宅選びは慎重に!
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噂には聞いていたけど、角川文庫版望郷編(COM版)のカット具合は半端なかった。太陽編の書き直し具合も然り。でも前述の望郷編を除けば、基本的には角川文庫版の方が好きかな。
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