2009年10月10日土曜日

犬猿雉も、きびだんごをあげたから付き合ってくれた訳で・・・(前)

前回エントリで書きかけた所で眠くなってきたので、後で書こうと一旦筆休めのつもりが既に1週間経過。というのも、これまた前回エントリで触れましたが、現在のプロジェクトが曲者でして、平日は書く暇が無かったもので・・・。という事で1週間以上前の話で全然タイムリーじゃないですが、最近勉強会行ってきました。FlexユーザーグループのFlex勉強会と、第1回ExpressionTech.jp勉強会です。どちらも凹んで帰ることになったのですが・・・

9/29(火) Flex勉強会第85回@東京

一つめのセッションは、「SDK for FeliCa」の紹介。えーと、「ふーん」としか言いようがありませんでした(すいません・・・)。というのも、僕の会社、組込・モバイル開発しておらず、Flex案件自体皆無なもんで・・・。まぁこれからはどうなるか分かりませんが。これ利用してどんなサービス作れるだろうかと考えてみたが、何にも思いつきませんでした。モバイル開発経験ゼロ&お財布携帯を使ったことが無いからだと思いたい・・・。

次は、某ERPベンダの「メタデータ中心開発」活動の紹介。データベース定義からFlexのソースコードを自動生成するツールを独自に開発し(AIR製)、それ使ってこんな感じで開発してますよ〜といったものでした。やっぱり、単純作業の自動化というのは必ず行き着く所ですね。このセッション聞いてて、僕の会社の手工業的な仕事の進め方が本当に嘆かわしく思われた。

例えば、ちょっと前にこんな事がありました。僕の会社では今まで、開発者の技術スキル情報をデータベース化していませんでした。なので、プロジェクトにアサインする人間を集める際、例えば「Javaフレームワーク○○の経験者」とか「ASP.NETの上級者」を探す場合、情報源は『口コミ』なんですよ(苦笑)。本当に呆れてしまいます。一応、これではあまりにも非効率で情報の正確性に欠けるので、データベース化しようという声は大分前から挙がっていたらしいのですが、中小のくせに大企業張りの腰の重さで中々実行に移されず。今年やっと重い腰を上げ、データベース化する事になりました。

そんなこんなで入れ物となるシステムを作り、次に全開発者から技術スキル情報を収集する為に、Excel形式の収集用ファイルが送られました。しかしこのファイル、体裁はある程度凝っておきながら、セルの入力規則とか、値をリストから選ばせるような工夫が全くされてなく、非常に入力が面倒。さらに、入力したデータをCSV形式等にエクスポートする機能も無し(ていうか、マクロ何にも使ってない)。なんで、システムへの登録は手作業で転記ですよ。恐らく今年の新入社員にやらせたんでしょうけど、不景気でなかったら、こんな事させてたら辞めてしまうぞ!ちなみに後日、こちらが提出したデータと、システムに登録したデータに誤りが無いか確認してくれと、システムが出力したファイルが送られてきました。「入力内容の確認は入力時に入力者が行ってくれよ!」「自動化してればこんな作業不要なのに・・・」と思いながら確認してみると、何と4割くらい間違ってる!バージョン間違いが特に多かった。



えー話を元に戻します。某ERPベンダが独自に作成したソースコード生成ツール。そのツールには、掲示板機能も搭載されていました。開発時の情報共有・意見交換の場として使っているのでしょう。いやホント、それらは大切ですよね。僕の会社、その文化も弱いです。情報共有に関しては、共有フォルダにExcelファイル置くだけ。共有対象は、コーディング規約等の必要事項に限定。技術ノウハウに関しては、質問&回答の遣り取りは口頭orメールベース。それらの情報の共有はおろか、個人的に文書化・蓄積する事すら殆ど行われなていない。なので、同じ質問を複数人からor何度も受けるという状況が発生するのは必至です。基本的に、納品物に含まれない物の作成や、ウォーターフォール開発に未定義の工程(ふりかえり等)はしたがらない文化なんですよ。は〜・・・

ちなみに、過去エントリ、そして当エントリと、愚痴ってばかりで周りの所為にして何にもしてないみたいですが、一応カイゼン活動行っています。直近で行った事は、Wikiサーバー構築の提案ですね。以前のエントリでも述べましたが、次にアサインされるプロジェクトでは、ちょっとマイナーなフレームワーク使用しているのですが、僕以外のメンバー5人は漏れなく未経験or低経験値。今年頭に、同じフレームワークを使用した、製造担当が一人のある小さなプロジェクトでは、製造担当は同じく未経験者だったのですが、その一人のフォローだけで一月当たり数十時間にも及びました。これ鑑みると、次のプロジェクトは単純計算×5ですから、このままのやり方では間違いなく、僕の作業時間ありません。そういう兆候もあるので、これを機会にWikiサーバーを構築して、技術ノウハウを共有・公開していきましょうと提案しましたよ。Excelより優れている点等ももちろん添えて。結果はNGでしたが・・・。「使い方を覚えるという手間を掛けてまで、Wiki化する必要性を感じない」とか言われたら、もうどうしようもないです・・・。使い方なんて、最初だけじゃん・・・。昔からのやり方・意識を変えさせるのは、本当に難しい。




また大脱線しました。とにかく、勉強会中そんな事思い出して嘆いて勝手に凹んでました。結局、Flexに興味はあるものの、Flex Builderの試用期限が切れて以来碌に触れていない身では、何も語れるものが無いです。そう言う理由もあり、懇親会は逃亡。もう80回以上も行われている勉強会なので、猛者だらけのような気もしましたし・・・。実際、MacBook持ち込んでマインドマップでメモ取ったり、Twitterでリアルタイムにつぶやいてたりといった、何か格が違う感じの方々がちらほら。プログラマになって4年目、いろんな現場でいろんな方々に会いましたが、あんな大人見た事ありません。ならば尚更出席して接触してみるべきなんでしょうけど・・・やっぱり僕なんかの相手に時間取らせるのは申し訳無いです・・・



第1回ExpressionTech.jp勉強会に関しては後半でお送りします。
まあ、当エントリと同じような締めですが・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿