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2013年1月14日月曜日

[Redis 2.6]インストールメモ + パスワード設定時の起動スクリプト

明けまくりましておめでとうございます、おもくそです。
最終更新は汗もしたたる真夏、そして内容は今は亡き(失礼!)koboに関して、そして久方ぶりの更新はヤマト運輸がギブするほどの大雪日という現実に、四季が存在する国の素晴らしさを噛みしめております。

そんな新年一発目のエントリに、今年の抱負といった一般的なものではなく技術ネタを持ってくるという自分のことが、好きでもあり嫌いでもあります。まあ今年もこんな感じでマイペースに行こうと思います。

試した環境

Redisは昨年にバージョン2.4を少し使うことがあったのだけど、その時のドキュメントには「バージョン2.6でクラスタ構成できるようになるよ(Redis Cluster)」ってあったけど、正式リリースはまだみたいですね

ダウンロード、インストール

以下ページの通りに。「make install」しないんだね。あと言わずもがなだけどgcc必要です。
Download – Redis
$ wget http://redis.googlecode.com/files/redis-2.6.8.tar.gz
$ tar xvzf redis-2.6.8.tar.gz
$ cd redis-2.6.8
$ make

起動スクリプト生成

confファイル、ログファイル、起動スクリプトを生成してくれるシェルが同梱されているので、それを実行。Redis本体のバイナリ(redis-server)にパス通して無い場合は、途中でバイナリの実行パスを指定してあげる必要があります。
ところがこのシェル、どうもバグってるっぽいです。詳しくは後述します。まあ僕の環境の問題かもしれないけど・・・もしエラー発生しなかった場合は、エラーが関連している節は読み飛ばしてください。
$ cd utils
# ./install_server.sh 
Welcome to the redis service installer
This script will help you easily set up a running redis server


Please select the redis port for this instance: [6379] 
Selecting default: 6379
Please select the redis config file name [/etc/redis/6379.conf] 
Selected default - /etc/redis/6379.conf
Please select the redis log file name [/var/log/redis_6379.log] 
Selected default - /var/log/redis_6379.log
Please select the data directory for this instance [/var/lib/redis/6379] 
Selected default - /var/lib/redis/6379
which: no redis-server in (/usr/local/bin:/bin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:/sbin:/home/omokuso/bin)
Please select the redis executable path [] /usr/local/redis/src/redis-server
which: no redis-cli in (/usr/local/bin:/bin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:/sbin:/home/omokuso/bin)
s#^port [0-9]{4}$#port 6379#;s#^logfile .+$#logfile /var/log/redis_6379.log#;s#^dir .+$#dir /var/lib/redis/6379#;s#^pidfile .+$#pidfile /var/run/redis_6379.pid#;s#^daemonize no$#daemonize yes#;
Copied /tmp/6379.conf => /etc/init.d/redis_6379
Installing service...
./install_server.sh: line 178: update-rc.d: コマンドが見つかりません
 exists, process is already running or crashed
Installation successful!
「update-rc.d: コマンドが見つかりません」だと?
不具合その1。
「update-rc.d」というのは、UbuntuなどのDebian系のコマンドで、自動起動設定を行うものです。CentOSなどRedhat系での「chkconfig」に相当。CentOSで実行したら、見つからないのは当たり前です。

はて、バグか?起動スクリプト生成シェルを確認してみたところ・・・
・・・
#Install the service
echo "Installing service..."
if [ !`which chkconfig` ] ; then
        #if we're not a chkconfig box assume we're able to use update-rc.d
        update-rc.d redis_$REDIS_PORT defaults && echo "Success!"
else
        # we're chkconfig, so lets add to chkconfig and put in runlevel 345
        chkconfig --add redis_$REDIS_PORT && echo "Successfully added to chkconfig!"
        chkconfig --level 345 redis_$REDIS_PORT on && echo "Successfully added to runlevels 345!"
fi
・・・

うーん・・・ちゃんと「『chkconfig』が見つからなかったら」という判定を行ってRedhat系の場合の分岐もあるのけどな・・・chkconfigのパスも通ってるし。何でだろう・・・

とりあえず、判定条件とupdate-rc.d実行部分をコメントアウトし、chkconfigが無理矢理実行されるようにしてから再度実行してみたところ・・・
今度は「サービス redis_6379 は、chkconfig をサポートしていません。」ですって!?
不具合その2。
「redis_6379」ってのは自動生成されたRedisの起動スクリプトです。
chkconfigに登録するには、特定のフォーマットの記述が必要。以下はApacheの起動スクリプトの例です。
$ head /etc/init.d/httpd
#!/bin/bash
#
# httpd        Startup script for the Apache HTTP Server
#
# 以下2項目が必要
# ↓順番に「ランレベル(この例だと未指定だけど)」「起動優先順位」「停止優先順位」
#     優先順位はそれぞれ100未満じゃないとダメっぽい
# chkconfig: - 85 15
# ↓これはただの説明
# description: The Apache HTTP Server is an efficient and extensible  \
#        server implementing the current HTTP standards.
・・・

前述の「サポートしていません」エラーは、上記の記述が無い場合に発生する。
登録対象の起動スクリプトを確認してみると・・・何じゃこりゃぁっ!!
# vim /etc/init.d/redis_6379
#/bin/sh\n #Configurations injected by install_server below....\n\n EXEC=/usr/local/redis/src/redis-server\n CLIEXEC=/usr/local/redis/src/redis-cli\n PIDFILE=/var/run/redis_6379.pid\n CONF="/etc/redis/6379.conf"\n\n REDISPORT="6379"\n\n ###############\n\n

case "$1" in
    start)
・・・

chkconfig登録に必要な記述が無いばかりか、実行コードの一部分が改行されずに冒頭のシバンに連なってしまっている。どうも「\n」をメタ文字じゃなくテキストとして処理してしまっているっぽい。

とりあえず問題の「\n」を改行に変換(正規表現は「%s/\\n/\r/g」)し、chkconfig登録に必要な記述を追加したのが以下。
#/bin/sh
# chkconfig: - 90 90
# description: Redis and Gentlemen!

 EXEC=/usr/local/redis/src/redis-server
 CLIEXEC=/usr/local/redis/src/redis-cli
 PIDFILE=/var/run/redis_6379.pid
 CONF="/etc/redis/6379.conf"

 REDISPORT="6379"
・・・

これでようやく全ての準備が整いました。
起動・停止してみる。
# /etc/init.d/redis_6379 start
Starting Redis server...
# /etc/init.d/redis_6379 stop
Stopping ...
Waiting for Redis to shutdown ...
Redis stopped

そして自動起動設定。
# chkconfig --add redis_6379
# chkconfig redis_6379 on
# chkconfig --list redis_6379
redis_6379      0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off

Redisにパスワードを設定してみたら、停止できなくなった!

Redisは以下のようにパスワードを設定できます。
# vim /etc/redis/6379.conf
・・・
requirepass RedisAndGentlemen
・・・

これにより、各種操作を行う前にauthコマンドによる認証が必要になる。

さて、この状態で先ほど生成した起動スクリプトを実行すると、起動は問題なく行われるのだけど、停止は・・・
# /etc/init.d/redis_6379 start
Starting Redis server...
# /etc/init.d/redis_6379 stop
Stopping ...
(error) ERR operation not permitted
Waiting for Redis to shutdown ...

失敗してしまいます。shutdownコマンドの実行前にauthコマンドで認証通っておく必要あるようだ。

というわけで、起動スクリプトを修正。ちなみに当サンプルではncコマンドを使用するのでインストールしておいてください。

# yum install nc
# vim /etc/init.d/redis_6379
・・・

# パスワード
REQUIREPASS="RedisAndGentlemen"

・・・
    stop)
        if [ ! -f $PIDFILE ]
               ・・・
        else
               ・・・
                # 旧ロジック。こういうのはコミット前に削除しようね!
                #$CLIEXEC -p $REDISPORT shutdown

                # authとshutdownは同一セッションで実行しないといけません
                echo -en "auth $REQUIREPASS\r\nshutdown\r\n" | nc localhost $REDISPORT

                # ちなみに以下はダメ。auth時とshutdown時はセッション異なるので。
                #$CLIEXEC -p $REDISPORT auth $REQUIREPASS
                #$CLIEXEC -p $REDISPORT shutdown
                ・・・

以上。

2012年6月24日日曜日

[Python 2.7]インストールメモ

業務系SIerを脱出してWeb系の世界に飛びこんで早1年半、仕事でのメイン言語はJava1.4(!)からPython2.7へと変わったのに、そういえばPythonネタまだ一つも書いてなかったなーってことでまずはインストールメモ。
つってもこの先別に大したネタなんてないですけど。

試した環境

3系はフレームワークとかの対応が芳しくないようなので(Djangoとか)、当ブログでは暫くの間2系でいきます。
ちなみにCentOSにはデフォルトでインストール済ですが(yumとかPython製なので)、2.4とか2.6とかバージョン古いです。
  • CentOS 5.6, 6.2
  • Python 2.7.3

Pythonインストール

事前準備
zlibはeasy_install使うのに必要。
# yum install gcc zlib zlib-devel
ダウンロード&configure
ダウンロードページは以下。
$ wget http://www.python.org/ftp/python/2.7.3/Python-2.7.3.tgz
$ tar xvzf Python-2.7.3.tgz
$ cd Python-2.7.3
$ ./configure --with-threads --enable-shared
コンパイル&インストール
Modules/Setupの一部行をアンコメント(コメントアウトの対義語だよ知ってた?)。
$ vim Modules/Setup
zlib zlibmodule.c -I$(prefix)/include -L$(exec_prefix)/lib -lz

そしてお馴染みのコマンド。
$ make
# make install
ライブラリ設定&動作確認
# vim /etc/ld.so.conf.d/python2.7.conf
/usr/local/lib
# /sbin/ldconfig
$ python -V
Python 2.7.3
動作確認で以下エラー発生したら
$ python -V
python: error while loading shared libraries: libpython2.7.so.1.0:
cannot open shared object file:

共有ライブラリ確認してみる。
$ ldd python
…
libpython2.7.so.1.0 => not found
…

上記の状態の場合、ライブラリへのシンボリックリンクを/lib配下に作成。
# ln -s {Pythonソースルート}/libpython2.7.so.1.0 /usr/local/lib/libpython2.7.so.1.0

pipインストール

いわゆるパッケージ管理システムです。Rubyで言うところのgem、PHPではpear。
まずはeasy_installのインストール
setuptoolsってのの中に入っている。ダウンロードページは以下。
$ wget http://pypi.python.org/packages/2.7/s/setuptools/setuptools-0.6c11-py2.7.egg#md5=fe1f997bc722265116870bc7919059ea
# sh setuptools-0.6c11-py2.7.egg
easy_install使ってpipインストール
# easy_install pip
使い方
他人のふんどしをお借りします。

参考



2012年5月5日土曜日

[MySQL]レプリケーション環境構築手順 for メモリかつかつ人 vol2~本題のレプリケーション設定

黄金の日々を皆様いかがお過ごしでしょうか。
私としましては、いろいろと出費が嵩むことがありまして、2年連続で家計は火の鳥となっておりますが故、「ちょっと長めないつもの週末」を謳歌しております。ていうか結婚した輩ってホント付き合ってくれなくなりますね!

さて、「レプリケーション環境構築手順」とかほざいておきながら、レプリケーションのレの字も無かった前回の続きです。Google Analyticsで検索ワード確認してみたら「MySQL レプリケーション」といったワードが幾つか見つかり、非常に心苦しい限りです詐欺師です…

というわけで今回のテーマは「脱・詐欺師」、要するに「タイトルに即した内容を書く」です。
ちなみに人から時々「話が長い」と言われます。

試した環境

  • CentOS 5.6(64bit), 6.2
  • MySQL 5.1.61

マスター

my.cnf設定
最低限、サーバーIDとバイナリログ名を設定。サーバーIDは他のサーバーとかぶらない値に。
[mysqld]
server-id=1
log-bin=mysql-bin
# dataディレクトリ以外に作成したけりゃ以下のように絶対パスで指定
# log-bin=/var/lib/binlog/mysql-bin
設定したら再起動。
レプリケーション専用ユーザー作成

マスターデータのスナップショットを作成
レプリケーションを開始するに当たって、当然マスタとスレーブのデータを同一にしておく必要がある。

まず、設定作業中にマスターデータが更新されてしまわないよう、書き込みロックをかける。
mysql> FLUSH TABLES WITH READ LOCK;

そしてマスターデータのスナップショットを作成。データフォルダをアーカイブしてしまえ。
# cd /var/lib/mysql/
# tar cpf /tmp/master_snapshot.tar .
バイナリログのPositionをメモ
「スレーブが起動した際、バイナリログの読み込み開始位置」を表す。
mysql> SHOW MASTER STATUS;
+------------------+----------+--------------+------------------+
| File             | Position | Binlog_Do_DB | Binlog_Ignore_DB |
+------------------+----------+--------------+------------------+
| mysql-bin.000001 |      106 |              |                  |
+------------------+----------+--------------+------------------+
書き込みロック解除
バイナリログのPositionさえメモしてしまえば、スレーブの設定完了前にいくら更新かかろうが恐くない。
mysql> UNLOCK TABLES;

スレーブ

マスターデータを展開
展開前にスレーブ停止するのをお忘れ無く。
もしマスターでバイナリログなどをデータフォルダ配下に出力していた場合は、スレーブ側では当然不要なので削除しちゃってください。
# /etc/init.d/mysqld_slave stop
# cd /usr/local/mysql/var
# rm -rf *
# tar xpf /tmp/master_snapshot.tar -C /usr/local/mysql/var/
# rm msyql-bin.00000X mysql-bin.index
my.cnf設定
最低限サーバーIDを設定。
[mysqld]
server-id=2

# スレーブのバイナリログやリレーログの名称やパスを指定したけりゃ以下のように
# log-bin=/usr/local/mysql/mysql-bin
# relay-log=/usr/local/mysql/mysql-relay-bin
# relay-log-index=/usr/local/mysql/mysql-relay-bin
マスター情報セット
ここでの肝は「MASTER_LOG_FILE」と「MASTER_LOG_POS」です。メモした値を設定してください。
mysql> CHANGE MASTER TO
-> MASTER_HOST='localhost'
-> , MASTER_PORT=3306
-> , MASTER_USER='repl'
-> , MASTER_PASSWORD='password'
-> , MASTER_LOG_FILE='mysql-bin.000001'
-> , MASTER_LOG_POS=106;
mysql> START SLAVE;
起動!
mysql> START SLAVE;
動作確認
「Slave_IO_Running」「Slave_SQL_Running」が「Yes」で、「Last_IO_Error」が空ならOKです。
mysql> SHOW SLAVE STATUS\G;
*************************** 1. row ***************************
Slave_IO_State: Waiting for master to send event
Master_Host: 192.168.XX.XX
Master_User: repl
Master_Port: 3306
Connect_Retry: 60
Master_Log_File: mysql-bin.000001
Read_Master_Log_Pos: 257
Relay_Log_File: virtualbox-relay-bin.000002
Relay_Log_Pos: 402
Relay_Master_Log_File: mysql-bin.000001
Slave_IO_Running: Yes
Slave_SQL_Running: Yes
…

それでは良きレプリケーションライフを!

参考

2012年4月8日日曜日

[MySQL]レプリケーション環境構築手順 for メモリかつかつ人 vol1~1サーバーにMySQL2つインストール

簡単お手軽なMySQLレプリケーション。一昔前だと、環境作って動作確認するのにハードウェアが最低2台は必要だったのでしょうが、現代はというと…いや~仮想マシンって本当にいいもんですね。ハード1台でも、独立したサーバー環境を複数作成できちゃいます。

ただ、仮想マシンは当然それなりにメモリを食います。そして、いくらメモリ激安な現代と言えど、かつかつな環境で日夜スワッピングと戦いながら仕事をしているプログラマはきっと存在する筈。ちなみに僕も前の会社ではこんな感じで、転職してからこんなんだったのが、現在は何と12Gというデラインコグニタですよ。

というわけで、そんな戦うプログラマの方々のために、1つのサーバー環境でレプリケーション環境を構築する手順を捧げます。つっても、+αの作業は、1台のサーバーにMySQLを複数インストールってことだけですけど。仮想環境を複数起動する余裕があり、レプリケーション環境構築手順だけ知りたい方は、このエントリ読み飛ばしてこちらを参照ください
尚、実運用においてはマスターとスレーブを別々の箱に置くべきであることは言うまでもありません。

試した環境

  • CentOS 5.6(64bit), 6.2
  • MySQL 5.1.61

1.MySQLインストール(マスター用)

yumでさくっと入れちゃいましょう。2行目移行のセキュア設定と自動起動設定はお好みで。
# yum -y install mysql-server
# /etc/init.d/mysqld start
# mysql_secure_installation
# /sbin/chkconfig mysqld on

2.MySQLインストール(スレーブ用)

こっちはソースからインストールします。
事前準備
コンパイラをインストール。バージョン5.1移行の場合は、2行目も必要。makeが入ってない場合はインストールしてください。
# yum install gcc gcc-c++
# yum install ncurses-devel
# yum install make
ソースダウンロード
以下のページから入手できるので、wgetかブラウザでダウンロード。

# wget http://downloads.mysql.com/archives/mysql-5.1/mysql-5.1.61.tar.gz
コンパイル&インストール
以下の例では「/usr/local/mysql」にインストールします。
ポート番号はマスターや既存サービスと被らないものを指定するように。
あとInnoDB有効とするconfigureオプションは、バージョン5.1では
「--with-plugins=innobase」
です(「--with-innodb」ではない。「./configure --help」で調べてみ。)。
$ tar xvzf mysql-5.1.61.tar.gz
$ cd mysql-5.1.61
$ ./configure --with-charset=utf8 --with-extra-charsets=all --with-mysqld-user=mysql --prefix=/usr/local/mysql --with-tcp-port=53306 --with-unix-socket-path=/usr/local/mysql/var/mysql.sock --with-plugins=innobase
$ make
# make install
# chown -R mysql:mysql /usr/local/mysql/
DB初期化
# {ソースディレクトリ}/scripts/mysql_install_db --basedir=/usr/local/mysql --datadir=/usr/local/mysql/var --user=mysql
my.cnf作成
一例。配置場所はbasedirかdatadirに。まあbasedirが一般的だろうか。
# vim /usr/local/mysql/my.cnf
[mysqld]
port=53306
basedir=/usr/local/mysql
datadir=/usr/local/mysql/var
default-character-set=utf8

[mysql.server]
user=mysql
basedir=/usr/local/mysql

[mysqld_safe]
socket=/usr/local/mysql/var/mysql.sock
log-error=/var/log/mysqld_slave.log
pid-file=/var/run/mysqld/mysqld_slave.pid

[client]
default-character-set=utf8

[mysqldump]
default-character-set=utf8

[mysql]
default-character-set=utf8
起動スクリプトコピー
インストールディレクトリ配下にある「mysql.server」をリネームコピーし、ルートディレクトリのパスなどを追記。
# cp /usr/local/mysql/share/mysql/mysql.server /etc/init.d/mysqld_slave
# chmod 755 /etc/init.d/mysqld_slave
# vim /etc/init.d/mysqld_slave
basedir=/usr/local/mysql
datadir=/usr/local/mysql/var
pid_file=/var/run/mysqld/mysqld_slave.pid
起動確認と自動起動設定
# /etc/init.d/mysqld_slave start
# /usr/local/mysql/bin/mysql -u root
# /sbin/chkconfig --add mysqld_slave
# /sbin/chkconfig mysqld_slave on
# /sbin/chkconfig --list | grep mysql

記事ボリュームが結構でかくなったので

肝心のレプリケーション設定は次回に持ち越します。
録画しといたIPPONグランプリも早く観たいし。

2012年3月7日水曜日

PHP4環境構築とPEAR強制アップグレードメモ

PHP4…CakePHPがバージョン2になってついにサポート対象から外れたこんな時代に需要なんて殆ど無いだろうけど、まあ仮想マシンなら物理的な場所とらないってことで一応環境作って残しときましょう…ってことで実際需要が発生したので、まあブログなら物理的な場(以下同文)

願わくば、我のみならず俗世においても当エントリを必要とする状況があまり発生せんことを。停滞は後退だ。2010年にもなって新規案件でVBScriptてIE6てJava1.4て…(はいわざわざ過去をほじくり返してイラついている大馬鹿者です)

試した環境

  • CentOS 5.6(64bit)
  • Apache 2.2
  • PHP 4.3.11
ちなみに、PHP4.2以前はApache2系と相性悪いらしく、実際僕もインストールできませんでした。

事前準備

Apacheインストール
apxsってのも必要なのでhttpd-develも一緒に。
# yum -y install httpd httpd-devel
Flexとlibxml2インストール
# yum -y install flex libxml2-devel

PHPインストール

yumでのインストールはできないので、ソースからインストールせざるをえない。
ダウンロード、コンパイル、インストール
旧バージョンも含めたPHPのソース置き場は以下。
configureオプションはとりあえず必要最低限の設定。
$ wget http://museum.php.net/php4/php-4.3.11.tar.gz
$ tar zxvf php-4.3.11.tar.gz
$ cd php-4.3.11
$ ./configure --enable-mbstring --with-apxs2=/usr/sbin/apxs
$ make
# make install
php.ini作成
解凍したソース一式の中にある「php.ini-dist」という雛形があるので、それをコピー。
# cp php.ini-dist /etc/php.ini
Apache設定
httpd.confに以下の設定を追加。その後再起動。
AddType application/x-httpd-php .php
最低限の設定は完了。あとはおなじみのphpinfo()で動作確認。
動かなかったら、ファイアウォールやSELinuxの設定を確認してみろ、と自分に向けて書いておく。

HTTP_Requestインストールから学ぶ、PEARパッケージ強制アップグレード

作成したPHP4環境では、HTTP_Requestも必要だったのだけど、これも一筋縄ではいかなかったのでメモする次第。
普通にインストールできるかと思いきや…
# pear install HTTP_Request -a
HTTP error, got response: HTTP/1.1 410 Gone
Didn't receive 200 OK from remote server. (HTTP/1.1 410 Gone)
何か「そんな古いパッケージはもう置いてねえよ」とでも言ってるようなエラーメッセージだ。
以下によると、PEARのバージョンが古いからだろうとのこと。
確かにパッケージのドキュメントに「PEAR Installer 1.4.3」って書いてあるわ。PHP 4.3.11を当エントリの手順でインストールした場合、PEARのバージョンは1.3.5だった。

ということで、上記記事を参考に、PEARを強制アップグレード…の前にまず「Archive_Tar」を強制アップグレード。これやっとかないと、PEAR強制アップグレード自体で同様の「410 Gone」エラーが発生する。
# pear upgrade --force http://pear.php.net/get/Archive_Tar-1.3.1.tar
# pear upgrade --force http://pear.php.net/get/PEAR-1.4.3.tar
# pear install HTTP_Request -a

終わり。自分で書いときながらだけど、このエントリ読み返したくねぇ(読み返すような状況に遭遇したくねぇってことです)。

2012年2月5日日曜日

VirtualBox ディスク容量変更方法

「これだけあれば事足りるだろう」との決定を下した後、「こんな筈じゃなかった!」とハードディスクの容量が足りなくなる事は人の世の常。今回はVirtualBoxのディスク容量を変更する方法をご紹介します。やらなきゃいけない事は
  1. 仮想ディスクの容量変更
  2. パーティションサイズの変更
です。

試した環境

  • VirtualBox 4.1.8
  • ゲストOS:CentOS 6.2
  • ホストOS:Windows 7, Vista

仮想ディスクの容量変更

容量増やしたい場合
作業前に念のためバックアップ(クローン)を作成しておくことを推奨します。
コマンドプロンプトを起動し、VirtualBoxのインストールフォルダに移動し、以下のコマンドを実行。
C:\Program Files\Oracle\VirtualBox>VBoxManage.exe modifyhd VDIファイルパス --resize 希望サイズ(MB)
0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100%
容量減らしたい場合(需要あるのか?)

注:これまでもそしてこれからも未検証

仮想ディスクのサイズ変更だけなら、以下の方法でいけるかもしれませんが…
  1. 希望のサイズの空仮想ディスクを新規作成
  2. 既存の仮想ディスクの内容を空仮想ディスクにコピー
ただし後述の通りパーティションサイズはそのままなので、この場合起動できるかどうか分からん。

仮想ディスクのコピーは以下コマンドを実行。
ああでもコピー先の方が容量少ないとこの段階でエラー発生しそうだな。
C:\Program Files\Oracle\VirtualBox>VBoxManage.exe clonevdi コピー元VDIファイル コピー先VDIファイル --existing
※参考

パーティションサイズの変更

仮想ディスクの容量変更しても、残念ながらパーティションサイズは元のままですので、ここも変更する必要があります。普通にCentOSをインストールした場合、ルートディレクトリはLVMパーティションとして作成されるので、ここではLVMパーティションのサイズ変更手順を解説します。
尚、LVMパーティションかどうかを確認するには以下コマンド。
# fdisk -l
/dev/sda1 …
/dev/sda2 … Linux LVM

そもそもLVMって何なのかってのは割愛。
ちなみに僕がとった流れは以下の通り。多分もっとスマートなやり方があると思うけど…
  1. 未割り当て領域に新規パーティション作成
  2. LVMパーティションに1.で割り当てたパーティションがっちゃんこしてサイズ拡大
未割り当て領域に新規パーティション作成
僕はGparted使いました。以下ページからISOファイルをダウンロード。
ダウンロードしたISOファイルをIDEコントローラにマウントした状態(「設定」→「ストレージ」で「IDEコントローラ」にISOファイルを割り当て)で仮想マシン起動。

その後は以下の流れを辿って、GpartedをGUIモードで起動。
  • Gparted Live (Default settings)
  • 言語:「Japan」
  • モード:GUI(「0」)
未割り当て領域を右クリック→「New」で表示されるダイアログにて新規パーティションを作成。以下のような感じで。

その後は
  • ツールバーの「Apply」をクリックし、変更を適用。
  • 左上の「Exit」アイコンをダブルクリックし、一旦シャットダウン。
  • シャットダウンしたらGpartedのISOファイルの割り当て解除し、仮想マシンを再度起動。
起動したら以下コマンドで新規パーティションの作成確認。
# fdisk -l
/dev/sda1 …
/dev/sda2 … Linux LVM
/dev/sda3 … Linux
LVMパーティションに新規作成したパーティションがっちゃんこしてサイズ拡大
まずは新規パーティションをPVとして作成。
# pvcreate /dev/sda3
…
Physical volume "/dev/sda3" successfully created
# pvdisplay ←PVの情報を表示

次に新規PVをVGへ登録。vgdisplayでVGの名前を確認し、vgextendでその名前を指定する。vgextendが成功したら、vgdisplayでVGサイズを確認してみてください。増えてればOKです。
またこの時、「Free PE / Size」の右側をメモしておいてください。
# vgdisplay
--- Volume group ---
VG Name               vg_virtualbox
…
# vgextend vg_virtualbox /dev/sda3
Volume group "vg_virtualbox" successfully extended
# vgdisplay
--- Volume group ---
…
VG Size  9.50 GiB
…
Free PE / Size  511 / 2.00 GiB

最後に、LVのサイズを拡大。
「lvextend -L [拡大サイズ] [LV名]」と打ち込みます。サイズには前述の「Free PE / Size」の右側の数字の値を、LV名はlvdisplayで表示される「LV Name」を指定。
# lvextend -L +2G /dev/vg_virtualbox/lv_root
Logical volume lv_root successfully resized
# resize2fs /dev/vg_virtualbox/lv_root

すべてが完了したら、lvdisplayやdfでサイズを確認してみてください。

※参考