2012年3月7日水曜日

PHP4環境構築とPEAR強制アップグレードメモ

PHP4…CakePHPがバージョン2になってついにサポート対象から外れたこんな時代に需要なんて殆ど無いだろうけど、まあ仮想マシンなら物理的な場所とらないってことで一応環境作って残しときましょう…ってことで実際需要が発生したので、まあブログなら物理的な場(以下同文)

願わくば、我のみならず俗世においても当エントリを必要とする状況があまり発生せんことを。停滞は後退だ。2010年にもなって新規案件でVBScriptてIE6てJava1.4て…(はいわざわざ過去をほじくり返してイラついている大馬鹿者です)

試した環境

  • CentOS 5.6(64bit)
  • Apache 2.2
  • PHP 4.3.11
ちなみに、PHP4.2以前はApache2系と相性悪いらしく、実際僕もインストールできませんでした。

事前準備

Apacheインストール
apxsってのも必要なのでhttpd-develも一緒に。
# yum -y install httpd httpd-devel
Flexとlibxml2インストール
# yum -y install flex libxml2-devel

PHPインストール

yumでのインストールはできないので、ソースからインストールせざるをえない。
ダウンロード、コンパイル、インストール
旧バージョンも含めたPHPのソース置き場は以下。
configureオプションはとりあえず必要最低限の設定。
$ wget http://museum.php.net/php4/php-4.3.11.tar.gz
$ tar zxvf php-4.3.11.tar.gz
$ cd php-4.3.11
$ ./configure --enable-mbstring --with-apxs2=/usr/sbin/apxs
$ make
# make install
php.ini作成
解凍したソース一式の中にある「php.ini-dist」という雛形があるので、それをコピー。
# cp php.ini-dist /etc/php.ini
Apache設定
httpd.confに以下の設定を追加。その後再起動。
AddType application/x-httpd-php .php
最低限の設定は完了。あとはおなじみのphpinfo()で動作確認。
動かなかったら、ファイアウォールやSELinuxの設定を確認してみろ、と自分に向けて書いておく。

HTTP_Requestインストールから学ぶ、PEARパッケージ強制アップグレード

作成したPHP4環境では、HTTP_Requestも必要だったのだけど、これも一筋縄ではいかなかったのでメモする次第。
普通にインストールできるかと思いきや…
# pear install HTTP_Request -a
HTTP error, got response: HTTP/1.1 410 Gone
Didn't receive 200 OK from remote server. (HTTP/1.1 410 Gone)
何か「そんな古いパッケージはもう置いてねえよ」とでも言ってるようなエラーメッセージだ。
以下によると、PEARのバージョンが古いからだろうとのこと。
確かにパッケージのドキュメントに「PEAR Installer 1.4.3」って書いてあるわ。PHP 4.3.11を当エントリの手順でインストールした場合、PEARのバージョンは1.3.5だった。

ということで、上記記事を参考に、PEARを強制アップグレード…の前にまず「Archive_Tar」を強制アップグレード。これやっとかないと、PEAR強制アップグレード自体で同様の「410 Gone」エラーが発生する。
# pear upgrade --force http://pear.php.net/get/Archive_Tar-1.3.1.tar
# pear upgrade --force http://pear.php.net/get/PEAR-1.4.3.tar
# pear install HTTP_Request -a

終わり。自分で書いときながらだけど、このエントリ読み返したくねぇ(読み返すような状況に遭遇したくねぇってことです)。

2012年2月5日日曜日

VirtualBox ディスク容量変更方法

「これだけあれば事足りるだろう」との決定を下した後、「こんな筈じゃなかった!」とハードディスクの容量が足りなくなる事は人の世の常。今回はVirtualBoxのディスク容量を変更する方法をご紹介します。やらなきゃいけない事は
  1. 仮想マシンの容量変更
  2. パーティションサイズの変更
です。

試した環境

  • VirtualBox 4.1.8
  • ゲストOS:CentOS 6.2
  • ホストOS:Windows 7, Vista

仮想マシンの容量変更

VirtualBox触りはじめだった若かりし頃、VMwareみたく簡単に変えられるもんだと思ってましたが、さにあらずでした。仮想マシンの容量変更するには
  1. 希望のサイズの空仮想マシンを新規作成
  2. 既存の仮想マシンの内容を空仮想マシンにコピー
という手順を踏む必要があります。
希望のサイズの空仮想マシンを新規作成
VirtualBoxマネージャーのツールバー「新規」ボタンからウィザード起動して作成してください。
簡単な流れは以前のエントリの『仮想マシン作成』の項を参照。
既存の仮想マシンの内容を空仮想マシンにコピー
コマンドプロンプトを起動し、VirtualBoxのインストールフォルダに移動し、以下のコマンドを実行。
C:\Program Files\Oracle\VirtualBox>VBoxManage.exe clonevdi コピー元VDIファイル コピー先VDIファイル --existing
0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100%
Clone hard disk created in format 'VDI'. UUID: …
コピー完了したら、コピー先の仮想マシンを起動して中身を確認してみてください。
※起動時に「初回起動ウィザード」が実行されて「起動メディアの選択」的な事を要求されたら、空のDVDドライブを選択するなどして切り抜けてください。
※参考

パーティションサイズの変更

新しいサイズの仮想マシンに載せ替えても、残念ながらパーティションサイズは元のままですので、自分で変更する必要があります。普通にCentOSをインストールした場合、ルートディレクトリはLVMパーティションとして作成されるので、ここではLVMパーティションのサイズ変更手順を解説します。
尚、LVMパーティションかどうかを確認するには以下コマンド。
# fdisk -l
/dev/sda1 …
/dev/sda2 … Linux LVM

そもそもLVMって何なのかってのは割愛。
ちなみに僕がとった流れは以下の通り。多分もっとスマートなやり方があると思うけど…
  1. 未割り当て領域に新規パーティション作成
  2. LVMパーティションに1.で割り当てたパーティションがっちゃんこしてサイズ拡大
未割り当て領域に新規パーティション作成
僕はGparted使いました。以下ページからISOファイルをダウンロード。
ダウンロードしたISOファイルをIDEコントローラにマウントした状態(「設定」→「ストレージ」で「IDEコントローラ」にISOファイルを割り当て)で仮想マシン起動。

その後は以下の流れを辿って、GpartedをGUIモードで起動。
  • Gparted Live (Default settings)
  • 言語:「Japan」
  • モード:GUI(「0」)
未割り当て領域を右クリック→「New」で表示されるダイアログにて新規パーティションを作成。以下のような感じで。

その後は
  • ツールバーの「Apply」をクリックし、変更を適用。
  • 左上の「Exit」アイコンをダブルクリックし、一旦シャットダウン。
  • シャットダウンしたらGpartedのISOファイルの割り当て解除し、仮想マシンを再度起動。
起動したら以下コマンドで新規パーティションの作成確認。
# fdisk -l
/dev/sda1 …
/dev/sda2 … Linux LVM
/dev/sda3 … Linux
LVMパーティションに新規作成したパーティションがっちゃんこしてサイズ拡大
まずは新規パーティションをPVとして作成。
# pvcreate /dev/sda3

Physical volume "/dev/sda3" successfully created
# pvdisplay ←PVの情報を表示

次に新規PVをVGへ登録。vgdisplayでVGの名前を確認し、vgextendでその名前を指定する。vgextendが成功したら、vgdisplayでVGサイズを確認してみてください。増えてればOKです。
またこの時、「Free PE / Size」の右側をメモしておいてください。
# vgdisplay
--- Volume group ---
VG Name vg_virtualbox

# vgextend vg_virtualbox /dev/sda3
Volume group "vg_virtualbox" successfully extended
# vgdisplay
--- Volume group ---

VG Size 9.50 GiB

Free PE / Size 511 / 2.00 GiB

最後に、LVのサイズを拡大。
「lvextend -L [拡大サイズ] [LV名]」と打ち込みます。サイズには前述の「Free PE / Size」の右側の数字の値を、LV名はlvdisplayで表示される「LV Name」を指定。
# lvextend -L +2G /dev/vg_virtualbox/lv_root
Logical volume lv_root successfully resized
# resize2fs /dev/vg_virtualbox/lv_root

すべてが完了したら、lvdisplayやdfでサイズを確認してみてください。

※参考

2012年1月30日月曜日

機動戦士ノーナインガンダム

ABCマント ≒ アイスバーン

ビーム・ソーは、ABCマントを切り裂く力を持っている。
高速で振り回されるビーム・ソーも、光速に近い速さで通り過ぎるビーム・ライフルのそれに比べれば、遥かに低速でマントの上を通り過ぎる。
蒸発によってエネルギーを打ち消すマントにとっては、こうした長い間「同じ場所に居座り続ける」武器の方が苦手だということなのだ。
~機動戦士クロスボーン・ガンダム クァバーゼのメカニック解説より

雪に覆われた今週の大東京、雪道とは名ばかりの氷道いわゆるアイスバーンを闊歩する俺。最寄り駅までのルート前半、滑らぬようゆっくり歩いた結果、大幅にタイムロスした俺は、こんな日まで律儀に始業時間厳守する必要あるのかという葛藤を抱えつつ、危険を覚悟で途中から小走りに切り替えた。
その時、俺は発見した。

「アイスバーンはゆっくり歩くよりも小走りの方が滑りにくい」

という真実を。
その時ふと思い出したのが、冒頭のクロスボーン・ガンダムからの引用。ゆっくり歩くということは、それだけ氷との接触時間が増えるということだから、却って滑りやすくなるんですかね。そういえば、熱湯などの熱いものなんかも一瞬ちょん!って触れる分には大丈夫だもんね。いやはやこの世の事象は奥が深い(大袈裟)。

カレーうどん < 富野由悠季+菅野よう子
and
リング・オブ・ガンダム ≒ ガイア・ギア?

「カレーは美味い。うどんも美味い。じゃあカレーうどんは2倍美味いのかというと、そんなことはない」
ってな事を松本人志が言ってた様な気がするが、僕にとっての富野由悠季・菅野よう子のコラボは2倍美味いなんてものじゃない。その両名による作品として『ブレンパワード』『∀ガンダム』に続く第3作である『リング・オブ・ガンダム』って…結局製作されるの!?されないの!?

一年戦争の遙か未来とか、「アムロの記憶」とかいうワードが散りばめられてたような気がしたけど、それを聞くと駄作「ガイア・ギア」を思い出す(こっちは「シャアの記憶」を受け継ぐ者の話だけど)。

ようやくアムロにもスポットが。世の中的にはシャアばっかりが人気だもんね。ていうかこちら側の世界だけでなく劇中でも、アムロの近くにいたハサウェイは『閃光のハサウェイ』で「シャアに共感」しちゃってるし。 アムロの理想主義的な考え方、結構好きなんだけどなーまあ確かに実現可能性は低いだろうけど…
…なんて楽しみにしていたのはもう既に2年半前。富野監督は既に古希を迎えている。こんな事言いたかないけど、流石にこのお年だと新作は…

アニメ版 < 小説版 < 脳内編集版

社会人になってから富野アニメを殆ど鑑賞しなくなり、小説版メインで楽しむようになった。アニメ版を見なくなった理由は、自由時間が学生の頃と比べて大幅に減少したのに伴い、余計な戦闘シーンや横道エピソードなどの「冗長部分」が鬱陶しくなってきたからだ。今でこそアニメはエンターテイメント界で確固たる地位を築いてはいるけど、80年代ではメインの顧客はお子様。スポンサーの意向で、プラモデルを売るために戦闘シーン多めにしたり、そもそもストーリーを子供向けに(つまりソフトに)改変せざるを得なかった時代(まあビジネスだからしょうがない)。『逆襲のシャア』のストーリー改変なんかは、角川文庫版の後書きで富野氏本人が語っているので有名ですね。ちなみにそこでは改変を「納得した」的な事を言っていたけど、果たして本心だったのだろうか。

小説版は『顧客のニーズ』なんて無視してやりたい放題な感じで面白い。『Z』ではシャアのダカール演説がフル収録されてたり、カミーユのマザコン・基地外加減がひどいもんだったり。全体的に、アニメでは全く窺えないエログロ描写が割と多く、ドロドロしている。特にバイストン・ウェルものなんか、中世ヨーロッパ的な世界観ということもあり、『ベルセルク』さながらにバイオレンス&セックスが溢れている。下の毛が生えた今となっては、そういうよりドロドロしたものの方がやっぱ面白く感じるです。そして、アニメ版・小説版からそれぞれいいとこ取りして織り交ぜ…といった感じで脳内編集したものを妄想するようになって幾星霜。やっぱり脳内編集版が一番面白い(自分の好みに作り上げるから当たり前だろうが)。


クロボン、目がでけぇよ…(by 富野監督)


リーンの翼、高ぇよ…

2011年12月31日土曜日

僕歪年末号~おもくその3.11 資本原理主義者たち

熱々カップルと頑固親父CO2

僕が「異常気象」という言葉を実感するようになったのは、米不足と水不足が連続した年があった90年代。それ以前か以後かは正確には分からないけど、その頃には「省エネ」とか「クーラーの設定温度は28℃を目安に!」って言葉は普通に耳にしており、おもくそ家では実践していた。だけど、「設定温度28℃」って少数派なんですよねー。友達が遊びに来ると「おもくそん家は暑い!」という意見がしばしば(そして冬は「寒い!」)。逆に、僕が遊びに行った時は「お前んち寒い!」っていうのだけど(そして冬は「暑い!」)。飲食店やデパートなんかに行っても、大抵のお店で「寒い!」と感じるのだけど、周りは大抵平気みたいだし。そうか、28℃のおもくそ家の方が異常気象なのか…なんてしみじみ思いながら生きてきた。そんな僕にとって、否が応にも皆節電せざるをえないこの夏は、非常に過ごしやすいものであったし、暑さで周りが体調崩しまくっているのを見ては優越感に浸っていた(はい小さい人間です)。

今までずっと節電してきたので、別に特に生活変える必要無かったのだけど、何もしないのも癪だし、それならさらに引き離してやる、さらなる高みを…ということで、エアコンゼロ稼働に挑戦。結果は…ゼロは流石に無理だったけど、盆に3日程使用しただけで済んだ。しかもこの夏体調崩す事は一度も無く。いやー人間の適応力って凄いね。しかし盆を過ぎたら一気に涼しくなったから、あれさえ乗り切ればゼロ達成できたかもと思うと悔しい。

ところで、「節電はピーク時間帯だけ行えばよく、深夜の節電は必要無い」という意見がありました。意見というか、まあ学術的に事実なんですけど(使用量が供給量を超えなければよく、夜は使用量の多い工場やオフィスが稼働停止するので)。たださあ、ピーク時間帯だろうが深夜だろうが、電気を消費すればその分熱が確実に発生するわけですよ。で、発生した熱は「熱力学第一法則」とか何だかで自然消滅することはないので、どっかに放散してくれない限りはキャリーオーバーされるわけですよ。で、都市化する以前は、緑やら土やらが吸収してくれたり大気圏外に逃げたりできたのに、現在はご存じの通りアスファルトで蓋しちゃったし、熱夫と熱美の大気圏外への逃避行はCO2という名の頑固親父によって阻まれ…というわけで、現在においては

電気使う=温度上昇

って式が成り立つと思うのですよ(電気使う→熱発生→でも熱の逃げ場が無い→温度上昇)。ヒートアイランドの原因の一つでもありますね。そして、温度が上がれば当然クーラーの稼働も上がり…と、いわゆる悪循環です。

よって、ピーク時間帯かどうかなんて関係無く、常々節電すべきだ!とおもくそは思ったとさ。
※専門家じゃないので完全なる憶測です。実際正しいかどうかは分かりません。でも全然間違ってるってことはないと思うのだけど…

そんな中、深夜どころか、昼間でも全く節電しないという人がいました。その人の言い分は、
「節電して暑いの我慢して体調崩すと、仕事を休む→マクロな視点で経済効果が下がる。そっちの方が問題。
だから我慢(節電)はすべきでない。」
というもの。
うーん、我慢の程度にもよるけど…大抵の人の場合、そもそも今は使いすぎな状態だと思うんですよ。28℃で十分適応できるところを(これには個人差ないと思います)、必要以上に温度下げて使いまくってる甘ったれ状態だと思うんですよ。だから、節電つっても「過剰」を「普通」にするだけなんですよ。その程度の努力すらしない・できないってのは、怠惰・我が儘としか言いようがない。下がっても給料・待遇十分なのに、人件費削減に文句言いまくってる公務員ユニオンとか某電力会社と同じ!
「あーレイプしたい。もちろんレイプはいけないことだ。でも我慢してたらストレスで体調崩す。そうなったら会社の売上が減り、ひいては日本の経済が…だから我慢はよくない。よし、レイプしに行くぞ!」ってのと同じ理屈!そんなのダメ!

ていうか、いつの頃からか「環境とかなんかよりもとにかく経済(金)優先だ!」って人が増えてきてますね。資本原理主義って奴?
余談
この節電を機に、全般的なエコ意識が高まって、エコバッグ持参率上がるかなーと、スーパーとか行くたびに漠然と眺めてみたけれど、そないやなー…そこまでの考えは及ばないのか…

燃えてるのは鳥じゃない。ファンの怒りの炎だ。

前述の節電のやり取りがあってから数週間後、以前に述べた『火の鳥 オリジナル版復刻大全集』の代金のカード引き落としが行われた。繰り返すが、その額98700円(1冊約8000円)。よくよく考えたら、地デジ化で買わざるをえなかったブルーレイレコーダーよりも高い。

火の鳥と言えば、単行本化の際にエピソードや台詞がまるっと改変・削除された事で有名なので、ファンはオリジナル版の復刻を長い間待ち焦がれていた。そしてついに復刻が決定し、喜び勇んで情報見てみると、この価格…ある人は手が出せないと諦め、殆どの人は二の足を踏み、そして恐らく全員が憤ったと思う。商魂丸出し。ビジネスの基本は「顧客のニーズを満たす」って、ドラッカーあたりも言ってなかったか?どう考えてもファンのニーズを無視してるだろ。復刊にあたって多大な労力・コストをかけただろうから、その辺の単行本と同じ価格帯でとまでは言うつもりは毛頭ないですけどね、誰もハードカバーとかオールカラーとかは望んでいない。ただ物語を読みたいだけだ。貴重な品だから、コレクター向けバージョンとしてハードカバー版はあってもいいだろうけど、廉価版も出した上でファンが好きな方を選べるようにするべきでしょう。

代替品が存在するような商品であれば、「ここの会社の高いから別の会社のにしよ」とか「ここの店、感じ悪いから、別の店で食べよ」というように、余所に移ればよく、それにより見限られた方は淘汰されていくのだけど、この火の鳥に関しては独占販売。他に移りようが無い。どっかの電力会社と同じだ。ここでも、顧客のニーズとか文化の供給とかよりも金儲け優先の「資本原理主義」を感じざるをえなかった。手塚先生はどう思われているのだろう…




2011年12月30日金曜日

僕歪年末号~おもくその3.11 俺は風

久方ぶりの雑文。年末なので今年を振り返る…というのを口実に、忙しくて下書きのまま放置されてたエントリを加筆訂正して清書してしまう。

まずは…2011年の日本を語る上で避けては通れない、3.11にまつわるエトセトラ。

次の日健康診断なんですけど

JRerのため早々と帰宅難民化が決定されたあの日。まあ金曜日だし、飲みなりカラオケなりネットカフェなりで夜を明かし…たかったが、次の日は健康診断。まあ十中八九中止だろうとは思ってたけど、万が一予定通りだったら後々手間かかるかな、そもそも基本的に徹夜は嫌いだし家で寝たいし、ていうか割と仲いい人間みんな歩いて帰ろうとしてるぞ…ってことで、民族大移動の列に加わることを決意。Googleマップで徒歩ルート検索すると…距離約20km、所要時間4時間…。30ページに及ぶルート地図を印刷し、20時に会社を出た。自分は結構歩くのが速い方なので、Googleが弾き出した時間ほどかからないだろう、と。

Google先生はあの日も正しかった

印刷した地図を片手にひたすら歩いた。ぐんぐん順位を上げながらひたすら歩いた。俺やっぱり速いぜ風だぜ!とが思いながら歩いた。こんな事でも考えながらじゃないと疲労で心が折れそうだったから…

地図が20ページに差し掛かった、つまり3分の2を消化したところで、これまでの経過時間を確認すると、約2時間。おお、単純計算だと3時間で着きそうだ俺やっぱり速いぜニュートリノだぜ!とか思いながら、地図の次の案内確認すると…
「直進する 8km 1時間30分」
…結局、家に着いた時には約4時間経過。時間ぴったり。Googleすげえ。
そう言えばこの日、もう10年以上ぶりに立ちションしたなー。コンビニの便所、どこも人気ラーメン屋ばりに並んでたもんなー。

鉄筋コンクリート様

本棚の悲劇の話が周りからちらほら来てたので、恐る恐る玄関を開けて中に入ると…以下、倒れていたもののリスト。
  • 空ペットボトル
  • まな板
  • 縦置きしてたボックスティッシュ
  • 便座
などなど、こんなレベル。いい意味で拍子抜け。本に関しては、本立て使わず自らのバランスで立ってた段のが横倒しになってただけで、飛び散ってもいなかった。
これが…鉄筋コンクリートの…力か…

「サヨナラノツバサ」がプチトラウマ

あの日の数日前に発売された、今年というか歴代最高レベルの菅野よう子作品『マクロスF サヨナラノツバサ』のサントラ。



徒歩開始時、iPodの電源入れて上記アルバムから「サヨナラノツバサ」を1曲リピートで再生してふとバッテリーアイコン見てみると…あ、赤い!殆ど残ってない!全く、携帯に続いてiPodもなんて、ホント最悪だ…

この長い長い道のりを無音状態でというのは不毛すぎる。余計な操作したらダメだ…ということで、4時間中、全くiPodに触れなかった。つまり、4時間中ずっと「サヨナラノツバサ」。僕の中では歴代TOP10に入るくらいの名曲だけど、聴くとどうしてもこの日の苦しみを思い出してしまう…

「この世で一番強いのは放射能」

これは去年の話になっちゃうけど、最後のM-1グランプリのスリムクラブは衝撃でした。



特に見出しの台詞はお気に入り。だけど、こんなことになっちゃったら「不謹慎だ!」とか言う輩が出てくるだろうから、あのネタは封印されてしまうのだろうか…

話は変わるけど、決勝で「(優勝)取らせてやりたかった」と笑い飯に一票入れた松本人志にはがっかりだった。純粋な面白さでいったら、決勝は絶対スリムクラブだと思うけど(松ちゃんの好きそうな笑いでもあったし)。昔のM-1でますだおかだの優勝した際、審査の仕方に対してラジオで吠えてたあなたはいずこに…今年発売された本『仕事の流儀』では「下ネタやブラックな笑いはもういい」とか言っちゃってるし…90年代の毒々しさが好きなプチ信者としては、人生の楽しみが…ああでも、今月の『MHK』の戦隊ものは、久し振りのシュールコントで良かったけどね。まあ笑い声はいらんと思うけど(多分足してるやつですよね?)。


おもくそクエストファイナルファンタジーファイナル-2

将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記
人気ランキングのトップに君臨する名だたる大企業から内定をもらった彼らは、なんの疑いももたずにそういう企業に就職していきます。自分達がそこで学ぶことになる「ビジネスの常識」が、世界のビジネス常識とは全く異質なものであることなど想像もしないままにね。

実は「完全に周回遅れです」みたいな場所で人生最初の「働く訓練」を受けることがどれだけ自分の将来価値を毀損する可能性があるか、よーく考えてみたほうがいいんじゃないか

その損害の大きさたるや実は、「なんだかんだいっても安定してるし」「福利厚生もしっかりしてるし」みたいなぼんやりしたメリットとではとても相殺できないくらい大きなダメージになるですよ。

おもくその転職活動冒険譚『おもくそクエストファイナルファンタジー』シリーズ。ついにシリーズ名が変わっちゃいました。
「XIII-2」的命名規則を使用すればまだまだ引っ張れますが、今回は本当に大メインクライマックス(by 世界のヘイポー)です。引越したいから荷物は早く片付けておきたいし(電子の世界では関係ねえよ)。

『安定』の定義って?

転職活動開始前、当時の所属会社で上司に辞意を伝えたとき、上司は言った。
「うちみたいな楽な会社はそうそうないよ。ミスしても減給とかまず無いし。他は厳しいよ~」(※1
会社を辞め、現在無職で転職活動中であることをお袋に報告した時、お袋は言った。
「公務員にしときなさい。まだ年齢大丈夫でしょう?」
要するに、両名とも「『安定』して『楽』な会社がイイゼ!」って言いたいのだろう。
そもそも『安定』の定義って何なのか。現代においては
「収入を継続的に得られる事が保証されている」
ってところでしょうか。ではもう一歩突き詰めて、何故公務員は「収入を継続的に得られる事が保証されている」のか。
「解雇や倒産が無いから」
…確かに、今まではそうだったかもしれない。でも、この状態がずっと続くか?流石に続かんでしょ。橋本氏のような「まともな政治家」が今後増えてくる(増えて欲しい!)と、間違いなく粛正されると思うけど(ていうか今月早速切り込んでたしね)。そして、今年になって(特に3.11以降)、非公務員はかなり怒りが溜まってるから、いくら大人しい日本人といえども、いつか暴動起こるぞ。

「解雇や倒産が無い企業」なんて存在しないと思っておいた方がいい。そうなると、「収入を継続的に得る」方法は一つしかありません。
「継続的に職にありつく=突然、会社が潰れても、すぐに次の仕事にありつけるくらいにスキルをつけておく」
そうなると、会社の選考基準は
「どれだけスキルが身につくか」
ってことに尽きると思います。
公務員って、スキル身につきますか?ぬるま湯環境に慣れきっちゃうと、いざ改革だか革命だかで放り出された時点で死亡フラグだと思いますよ。そうなる可能性を少しは考えてますか?それとも、まだ「公務員は安泰」神話はずっと続くとお思いですか?
「ゆっくり走るのが安全運転だと思うなよ」by 松本人志
「ゆっくり=安全」とは限らないのです。
ちなみにこういう人達の世界です
大阪の労連って本当に凄いな: やまもといちろうBLOG(ブログ)
人事評価結果の給与反映はやめろ

中途採用を行ってない会社は危険な香り

これは新卒者向けのお話になりますが。僕は新卒の頃、会社選びの基準の一つに「中途採用していない」というのを持ってました。理由は、「中途採用せず=離職率低い」と思ってたから。

これ、大間違いでした。どんなに良い会社だとしても、退職者ゼロなんてあり得ません。必ず一定数は発生します。そして減った分は穴埋めしないといけない訳ですが、中途採用していない会社の場合、新卒が穴を埋める事になります。もちろん、退職者(経験者)の穴が新卒(未経験)で埋まる訳がありません。よって、新卒採用しかしていない会社は、会社全体のスキルは下がり続けていきます。僕の前の会社なんかまさにそれで、一番脂が乗ってくる30代前半の比率が極端に低く、人口ピラミッドは平子理沙ばりのくびれのナイスボディーです。

という訳で、「中途採用を行っているかどうか」というのは、その会社の力を知る一つの指標になるかなと。企業のWebページに、中途採用ページが用意されてるかどうか確認してみてください。そもそもページ自体が無い会社は、中途採用の文化が無いと思ってよいかと。

※1
ちなみに、このやりとりあった直後くらいにリストラ開始w
仕事が楽(気楽)なのは確かだけど、アラサーで基本給手取り17万…同じ「気楽」なら派遣の方が稼げるんじゃ(年金とか考慮しても)。




2011年12月29日木曜日

おもくそクエストファイナルファンタジーファイナル

ゲリラ的雇用面接のすすめ - The Joel on Software Translation Project
我々の欲しているのは「才能 」に溢れた逸材であり、特定のスキルを持つ技術者ではない。どのようなスキルも技術的に数年すれば時代遅れとなる。重要なのはどのような新技術でも習得する事の出来る人を採用する事であり、たまたまちょうど良いタイミングでSQLを知っていた人を採用する事ではない。

おもくその転職活動冒険譚『おもくそクエスト』シリーズ。
転職活動を終えてから年をまたいで1年以上経過、下手すりゃ2回目の年跨ぎを迎えてしまいそうな状況でしたが、今回で本当にファイルです。もうこれ以上タイトル思いつかないし。

使用した媒体

エージェント2社を使用しました。転職サイトやスカウトサービスは未使用。
またエージェントは、大手1社、ITに強そうな中小1社という構成としました。
理由としては、選定にあたっていろいろネットを調べてると
  • キャリアコンサルもピンキリ。外れの場合もあれば、外れではなくても得手不得手があったりするので、エージェントは複数利用した方がよい。
  • 大手は、キャリアコンサル一人あたりの担当人数が多いので、アクションが遅かったりおざなりにされる場合がある。
というような意見を随所で見かけ、まあそうだろうなと納得したので。
ちなみに僕が調べた限りでは、電車の広告などでよく見かけるR社やI社はあまり評判よろしくなさそうです。もちろん、実際はどうかは分かりません。きっとこれもコンサルによるのでしょう。
おすすめエージェント
僕が利用した「大手1社」というのはパソナキャリアなんですが、ここお薦めです。「顧客満足度No1」ということで選んだのですが、本当良かったです。担当コンサルは合計で3人ついてくれて(メイン1名+サブ2名)、前述した「大手はアクションが遅い」は皆無でした。また会社に関する情報は「ここは激務です」「あまりいい噂は聞きません」などと包み隠さず正直に教えてくれた。面接の傾向と対策などの有益な情報やアドバイスも膨大でした。

唯一注文をつけるとすれば、応募した企業一覧、選考の状況などをシステム化してくれてたら尚良かったかな。面接終わった後に、どんな質問があったかなどを担当コンサルに報告するのですが、手段がメールなんですよ。報告内容はおそらくコンサルがコピペしてどっかに記録しているのでしょうけど、システム化してそこに入力して報告するようにすれば、転記の手間が省けると思いますよ。ちなみにもう一つの中小エージェントはそうなってて、非常に便利でした。

一応、中小エージェントについても触れておきましょう。正直、あまり良い印象は持てませんでした。別にコンサルの人柄とかアクションの速さとかには問題なかったですけど、明らかにブラックだろって求人をポンポン持ってくるんですよね(光系列とか)。その会社の内情について質問しても、回答は「そんな事ないですよ」的に浅いもので、パソナキャリアの時のような「包み隠さず」感が感じられず、不信感が募っていきました。情報・アドバイス量もパソナに比べたらずっと少ない。唯一勝ってると言えるのは、前述した転職活動管理をシステム化してることくらい。

まあ、結局は中小エージェントの持ってきた求人に決めちゃったんですけどね(というかそれしか無かった…)。ちなみにその求人の会社(ていうか今の会社)は以前も述べた通りブラックの噂あり(実際どうだったかはこちら)。

ていうか、世の中はすっかりソーシャル転職の普及期ですなぁ。できる人間はエージェントすら必要としない時代となるのか。

数字の報告

自社サービスを持っている企業を中心に挑戦した、今回の転職活動。各種通過数などは以下の通り。
  • 書類選考
    • 応募:21
    • 通過:11
  • 面接(一次、二次)
    • 社数:9
    • 通過:5
  • 最終面接
    • 3
    • 1
結局、1社っす…。書類選考通過率は大体3割くらいらしいのですけど、ご覧の通り僕は5割超え。書類選考通過したってことは、一番の懸念であった「業務系しか経験無い」って経歴でも一応問題なしと見なされたって事で、経歴突破できたのなら割とすんなりいけるんじゃね?と早々に思ったものだけど、そう簡単にはいきませんな。

総括

最初に言いたいのは
「応募資格は満たせてても、結局は経験者有利」
ってことです。結局、中途採用では即戦力が求められますよ、と。「人柄、コミュニケーション、向上心などは問題無い。けど、他の応募者の方が経験豊富なので…」というパターンの多いこと多いこと。冒頭のジョエルのように「才能(≒ポテンシャル)」で選んでる余裕は無いのか…

前述の通り、自社サービスを持ってる企業を中心に応募したのだけれど、質問はどこも似たようなもんでした。サービスに関する質問は「見てみた感想は?」レベルの浅いものが多く、深い・細かい所まで突っ込まれることは殆ど無かったです。僕、面接前には滅茶苦茶使い込んで長短所列挙したりとかなり時間費やしてたのですけど、これには正直拍子抜け。

そういえば、有名企業よりは、非有名少数ベンチャーの方が不通過が多かった。倍率的には非有名の方が低いだろうから難易度も低いかなと思いきや、意外な結果に。ある非有名ベンチャーの面接で「うちはこの通り人数少ないから、フォローする余裕はないので、自分で学習・解決してもらう必要がある」というような事言ってたけど、それが理由かな。

最後の最後に

最後ではないという事を再度お伝えします。結局、収まりきらんかった…
タイトルとの矛盾に関しては「ファイナルファンタジーなんか『ファイナル』とか言っときながら続編出まくってるじゃねぇか!ていうか『XIII-2』とか何だよ!『XIIII』でいいじゃねぇか!」という小学生レベルの回答を送ときます。
ということで、次回作のタイトルは
「おもくそクエストファイナルファンタジーファイナル-2」
で決定。