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2011年12月30日金曜日

おもくそクエストファイナルファンタジーファイナル-2

将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記
人気ランキングのトップに君臨する名だたる大企業から内定をもらった彼らは、なんの疑いももたずにそういう企業に就職していきます。自分達がそこで学ぶことになる「ビジネスの常識」が、世界のビジネス常識とは全く異質なものであることなど想像もしないままにね。

実は「完全に周回遅れです」みたいな場所で人生最初の「働く訓練」を受けることがどれだけ自分の将来価値を毀損する可能性があるか、よーく考えてみたほうがいいんじゃないか

その損害の大きさたるや実は、「なんだかんだいっても安定してるし」「福利厚生もしっかりしてるし」みたいなぼんやりしたメリットとではとても相殺できないくらい大きなダメージになるですよ。

おもくその転職活動冒険譚『おもくそクエストファイナルファンタジー』シリーズ。ついにシリーズ名が変わっちゃいました。
「XIII-2」的命名規則を使用すればまだまだ引っ張れますが、今回は本当に大メインクライマックス(by 世界のヘイポー)です。引越したいから荷物は早く片付けておきたいし(電子の世界では関係ねえよ)。

『安定』の定義って?

転職活動開始前、当時の所属会社で上司に辞意を伝えたとき、上司は言った。
「うちみたいな楽な会社はそうそうないよ。ミスしても減給とかまず無いし。他は厳しいよ~」(※1
会社を辞め、現在無職で転職活動中であることをお袋に報告した時、お袋は言った。
「公務員にしときなさい。まだ年齢大丈夫でしょう?」
要するに、両名とも「『安定』して『楽』な会社がイイゼ!」って言いたいのだろう。
そもそも『安定』の定義って何なのか。現代においては
「収入を継続的に得られる事が保証されている」
ってところでしょうか。ではもう一歩突き詰めて、何故公務員は「収入を継続的に得られる事が保証されている」のか。
「解雇や倒産が無いから」
…確かに、今まではそうだったかもしれない。でも、この状態がずっと続くか?流石に続かんでしょ。橋本氏のような「まともな政治家」が今後増えてくる(増えて欲しい!)と、間違いなく粛正されると思うけど(ていうか今月早速切り込んでたしね)。そして、今年になって(特に3.11以降)、非公務員はかなり怒りが溜まってるから、いくら大人しい日本人といえども、いつか暴動起こるぞ。

「解雇や倒産が無い企業」なんて存在しないと思っておいた方がいい。そうなると、「収入を継続的に得る」方法は一つしかありません。
「継続的に職にありつく=突然、会社が潰れても、すぐに次の仕事にありつけるくらいにスキルをつけておく」
そうなると、会社の選考基準は
「どれだけスキルが身につくか」
ってことに尽きると思います。
公務員って、スキル身につきますか?ぬるま湯環境に慣れきっちゃうと、いざ改革だか革命だかで放り出された時点で死亡フラグだと思いますよ。そうなる可能性を少しは考えてますか?それとも、まだ「公務員は安泰」神話はずっと続くとお思いですか?
「ゆっくり走るのが安全運転だと思うなよ」by 松本人志
「ゆっくり=安全」とは限らないのです。
ちなみにこういう人達の世界です
大阪の労連って本当に凄いな: やまもといちろうBLOG(ブログ)
人事評価結果の給与反映はやめろ

中途採用を行ってない会社は危険な香り

これは新卒者向けのお話になりますが。僕は新卒の頃、会社選びの基準の一つに「中途採用していない」というのを持ってました。理由は、「中途採用せず=離職率低い」と思ってたから。

これ、大間違いでした。どんなに良い会社だとしても、退職者ゼロなんてあり得ません。必ず一定数は発生します。そして減った分は穴埋めしないといけない訳ですが、中途採用していない会社の場合、新卒が穴を埋める事になります。もちろん、退職者(経験者)の穴が新卒(未経験)で埋まる訳がありません。よって、新卒採用しかしていない会社は、会社全体のスキルは下がり続けていきます。僕の前の会社なんかまさにそれで、一番脂が乗ってくる30代前半の比率が極端に低く、人口ピラミッドは平子理沙ばりのくびれのナイスボディーです。

という訳で、「中途採用を行っているかどうか」というのは、その会社の力を知る一つの指標になるかなと。企業のWebページに、中途採用ページが用意されてるかどうか確認してみてください。そもそもページ自体が無い会社は、中途採用の文化が無いと思ってよいかと。

※1
ちなみに、このやりとりあった直後くらいにリストラ開始w
仕事が楽(気楽)なのは確かだけど、アラサーで基本給手取り17万…同じ「気楽」なら派遣の方が稼げるんじゃ(年金とか考慮しても)。




2011年12月29日木曜日

おもくそクエストファイナルファンタジーファイナル

ゲリラ的雇用面接のすすめ - The Joel on Software Translation Project
我々の欲しているのは「才能 」に溢れた逸材であり、特定のスキルを持つ技術者ではない。どのようなスキルも技術的に数年すれば時代遅れとなる。重要なのはどのような新技術でも習得する事の出来る人を採用する事であり、たまたまちょうど良いタイミングでSQLを知っていた人を採用する事ではない。

おもくその転職活動冒険譚『おもくそクエスト』シリーズ。
転職活動を終えてから年をまたいで1年以上経過、下手すりゃ2回目の年跨ぎを迎えてしまいそうな状況でしたが、今回で本当にファイルです。もうこれ以上タイトル思いつかないし。

使用した媒体

エージェント2社を使用しました。転職サイトやスカウトサービスは未使用。
またエージェントは、大手1社、ITに強そうな中小1社という構成としました。
理由としては、選定にあたっていろいろネットを調べてると
  • キャリアコンサルもピンキリ。外れの場合もあれば、外れではなくても得手不得手があったりするので、エージェントは複数利用した方がよい。
  • 大手は、キャリアコンサル一人あたりの担当人数が多いので、アクションが遅かったりおざなりにされる場合がある。
というような意見を随所で見かけ、まあそうだろうなと納得したので。
ちなみに僕が調べた限りでは、電車の広告などでよく見かけるR社やI社はあまり評判よろしくなさそうです。もちろん、実際はどうかは分かりません。きっとこれもコンサルによるのでしょう。
おすすめエージェント
僕が利用した「大手1社」というのはパソナキャリアなんですが、ここお薦めです。「顧客満足度No1」ということで選んだのですが、本当良かったです。担当コンサルは合計で3人ついてくれて(メイン1名+サブ2名)、前述した「大手はアクションが遅い」は皆無でした。また会社に関する情報は「ここは激務です」「あまりいい噂は聞きません」などと包み隠さず正直に教えてくれた。面接の傾向と対策などの有益な情報やアドバイスも膨大でした。

唯一注文をつけるとすれば、応募した企業一覧、選考の状況などをシステム化してくれてたら尚良かったかな。面接終わった後に、どんな質問があったかなどを担当コンサルに報告するのですが、手段がメールなんですよ。報告内容はおそらくコンサルがコピペしてどっかに記録しているのでしょうけど、システム化してそこに入力して報告するようにすれば、転記の手間が省けると思いますよ。ちなみにもう一つの中小エージェントはそうなってて、非常に便利でした。

一応、中小エージェントについても触れておきましょう。正直、あまり良い印象は持てませんでした。別にコンサルの人柄とかアクションの速さとかには問題なかったですけど、明らかにブラックだろって求人をポンポン持ってくるんですよね(光系列とか)。その会社の内情について質問しても、回答は「そんな事ないですよ」的に浅いもので、パソナキャリアの時のような「包み隠さず」感が感じられず、不信感が募っていきました。情報・アドバイス量もパソナに比べたらずっと少ない。唯一勝ってると言えるのは、前述した転職活動管理をシステム化してることくらい。

まあ、結局は中小エージェントの持ってきた求人に決めちゃったんですけどね(というかそれしか無かった…)。ちなみにその求人の会社(ていうか今の会社)は以前も述べた通りブラックの噂あり(実際どうだったかはこちら)。

ていうか、世の中はすっかりソーシャル転職の普及期ですなぁ。できる人間はエージェントすら必要としない時代となるのか。

数字の報告

自社サービスを持っている企業を中心に挑戦した、今回の転職活動。各種通過数などは以下の通り。
  • 書類選考
    • 応募:21
    • 通過:11
  • 面接(一次、二次)
    • 社数:9
    • 通過:5
  • 最終面接
    • 社数:3
    • 通過:1
結局、1社っす…。書類選考通過率は大体3割くらいらしいのですけど、ご覧の通り僕は5割超え。書類選考通過したってことは、一番の懸念であった「業務系しか経験無い」って経歴でも一応問題なしと見なされたって事で、経歴突破できたのなら割とすんなりいけるんじゃね?と早々に思ったものだけど、そう簡単にはいきませんな。

総括

最初に言いたいのは
「応募資格は満たせてても、結局は経験者有利」
ってことです。結局、中途採用では即戦力が求められますよ、と。「人柄、コミュニケーション、向上心などは問題無い。けど、他の応募者の方が経験豊富なので…」というパターンの多いこと多いこと。冒頭のジョエルのように「才能(≒ポテンシャル)」で選んでる余裕は無いのか…

前述の通り、自社サービスを持ってる企業を中心に応募したのだけれど、質問はどこも似たようなもんでした。サービスに関する質問は「見てみた感想は?」レベルの浅いものが多く、深い・細かい所まで突っ込まれることは殆ど無かったです。僕、面接前には滅茶苦茶使い込んで長短所列挙したりとかなり時間費やしてたのですけど、これには正直拍子抜け。

そういえば、有名企業よりは、非有名少数ベンチャーの方が不通過が多かった。倍率的には非有名の方が低いだろうから難易度も低いかなと思いきや、意外な結果に。ある非有名ベンチャーの面接で「うちはこの通り人数少ないから、フォローする余裕はないので、自分で学習・解決してもらう必要がある」というような事言ってたので、要するに「フォローできないから経験者の方が安心」ってことなんでしょう。

最後の最後に

最後ではないという事を再度お伝えします。結局、収まりきらんかった…
タイトルとの矛盾に関しては「ファイナルファンタジーなんか『ファイナル』とか言っときながら続編出まくってるじゃねぇか!ていうか『XIII-2』とか何だよ!『XIIII』でいいじゃねぇか!」という小学生レベルの回答を送ときます。
ということで、次回作のタイトルは
「おもくそクエストファイナルファンタジーファイナル-2」
で決定。




2011年12月25日日曜日

おもくそクエストファイナルファンタジー

おもくその転職活動冒険譚『おもくそクエスト』シリーズ。
前回の終わりに「次回、完結編。」とかほざいてから7ヶ月強、転職活動終えてからは実に1年以上経過というフレッシュさの欠片も無い状態ですが、物書きのリハビリがてらまだ引っ張ります。つってもいい加減に今回で終わらせますけど。ほら、タイトルをご覧なさい。今までのドラクエにちなんだタイトルと違うでしょ。「終わり」を表す単語でしょ。決して、前回の「Ⅶ」に続く「Ⅷ」の「空と海と大地と呪われし姫君」にちなんだ言葉を思いつけなかったからではありません。

で、結局転職は成功したのかよ

一応成功しました。今回の冒険のそもそもの目的を簡単に纏めると
「向上心が高く、市場価値のある技術を使った仕事に携われ、自分がより成長できるような会社で働きたい」
というもの。
LAMPの仕事させてもらえてるし、みんなめっちゃアンテナはってて勉強してる会社…ということで、目的は達成できました。それに、目的には無かったけど収入も増えたし(※1)。

ただまあ…勤務形態は派遣みたいなもんで客先常駐(大抵1人で)なので、自社社員が優れているかどうかという要素は、一緒に仕事する機会が基本無いから正直あんまり関係無いですけどね。結局は常駐先次第です。この辺の所があるので「一応」成功としました。

ところで、前作でちらっと触れた、会社のブラック説。実態は…僕にとってはブラックではなかったです。ていうか、僕は先にも述べたとおり客先派遣者なので、自社の労働環境は関係ない。「いやいや、IT業界で派遣(人貸し)なんて大抵ブラックな仕事だろう」という意見があるかもしれませんが、案件は誰もが知ってるWeb系企業の直請けが多く、訳分からん会社が間に挟まっている○次請けみたいなのはあまり無く、割と健全な仕事が多い(※2)。実際、ほぼ定時帰りのはたくさんいる(ちなみに僕もその一人)。まあ、立場上どうしても有給休暇はとりづらいですけど(月140時間下回るな圧力)…

「『僕にとっては』ブラックではない」ってことは…

自社勤務である営業や他事業部の人達は、結構な長時間労働&一部ポジションでは半強制?の休日出勤もあるようで、確かにブラックと言われる側面はあるかもしれません。でも仕事=趣味という人が多いようで、みんな好きで働いている模様。それに、不毛に時間を浪費しているのではなく、働いたら働いた分得るものはあるようなので、本人が好きで働いてるならいいんじゃないの。
僕の中でのブラック企業の定義は、
「費やした労力に対するリターンが限りなく少ない」
というものです。その定義から鑑みると、ブラックとまで言うのはちと違うのかな、と。
まあ、仕事≠趣味の人にとっては、得るものがあるとしても長時間労働は堪らないでしょうけど(ちなみに僕はこっち側)。

最後に

これが最後じゃないということをお伝えします。
数字報告やお薦めのエージェントとかいい会社の見分け方とか、もうちょっと書きたい事があるんですけど、もう既に結構な文字数となってしまったので…
次はいい加減本当にファイナライズします。

※1
まあ前の会社が安すぎたから、どこ行っても大抵UPだろうけど。30近くでも基本給の手取りが17万ですからね…

※2
ちなにみ業務系の案件は大抵燃えてます。流石にこれ系での直請けは「上流」会社のもので無理っぽい。この現実を見て、業務系SIerを脱出して本当に良かったとつくづく思った。

2011年5月5日木曜日

おもくそクエストⅦ 停電したし

この頃確か1回停電があったんですよ。サブタイトルがもう全く転職と関係なくなってきたということは、終わりが近づいてきたということです。
おもくその転職活動冒険譚『おもくそクエスト』、第(7 - 2)回。
※第1回を「Ⅲ」にしちゃったからね

2010年11月 第3週 ~ 歴史は変えようがない

さて、前回の冒険でお伝えしていたが、この週は第一志望の最終面接があった。結果は…まあ前回のサブタイトルや結びを見れば明らかですが、玉砕しました。。不通過の理由は、
「その会社の運営サービスで扱っているもの・業界に対する興味が感じられない」
という、根本的な部分に対するもの。…流石、鋭い眼力をお持ちだ。ただ正直、興味が無いということはなく(というか誰しも興味を持つような分野)、行動に移せていないだけだったのだが…「『できる』『できない』じゃなくて『やる』『やらない』」なんて言われるように、行動してないなら「ない」と同義だから仕方がない。

最初の3つの質問で早々に見切りをつけられたのか、面接官5人もいたのに約20分で終了。事前に練っていた運営サービスの改善案やら企画案、競合に勝つための方策をアピールしきる事はできなかった…2週ちょっとで転職活動終焉の妄想は、妄想のまま終わった。

まあこの会社が全てではないし、転職活動なんてこんなものだろと気を取り直し、引き続き他社の選考を進めていった。この週は新たに5社の一次面接を受けた。結果は…先週とは打って変わり、通過は1社…。ちなみにその通った会社はLAMP環境ではなくJava系。結局、LAMP系の会社は全滅だった。どの面接もうまくいって手応えを感じていたのにもかかわらず…不通過の理由はどこも
「向上心があり、人柄が良く、コミュニケーション能力も問題無い。しかし、総合的に比較検討させて頂いた結果…」
というものだった。十中八九、職務経歴(LAMP系の実務経験が無い)が足かせとなっているのだろう。そりゃまあいくら応募資格は満たしていたとはいえ、LAMP系の実務経験ある人間の方がいいよね。上記理由はお愛想の可能性もあるけど、もし真意だとしたら…どうしようもないじゃないか。経歴なんて変えようがないもの…

2010年11月 第4週 ~ 冒険の終わり

この週開始時点での状況は以下の通りだった。
  • 一次面接予定:1
  • 二次面接予定:1
  • 最終面接予定:1
第2週に通過した1社が最終で、第3週で唯一通過した1社が二次。ちなみに第2週に通過した3社の内の残り1社は、技術スキルが圧倒的に足りない事を認識していたので辞退した(会社様には申し訳ないですが、面接慣れ用に応募してました…)。

僕は参っていた。希望していた「マイナーでない技術を使用した自社サービス運営」の会社が全滅してしまったからだ。上記の3社中、2社はそもそも自社サービス運営ではなく受託開発or派遣。その上1社はJava系で自社の独自パッケージ利用が前提。もう1社はLAMP系なのだが、というかLAMP系に限らずいろいろな案件扱っているのだが…って、これどう見ても派遣だろ、ってな会社。しかも会社名で検索すると「ブラック」の噂あり。そう言えばこの会社の一次面接、保有スキルの確認が殆で『面接』というよりも『面談』という感じだった(深く突っ込まれることも無かったし)。というか、この会社を紹介してきた所とは別のエージェントに聞いてみたところ、「いい噂は聞かない」とのお返事。確定じゃねぇか…

残った1社は唯一自社サービス運営してるけど、利用技術がJava系でフレームワークは独自のものを使っているとのこと。そのサービスと会社はかなり有名で、やり甲斐はありそうだけど…独自技術はもう嫌だ。それで今苦労しているようなもんだから…

この週の結果は…唯一の自社サービス運営会社は落選。Java系独自パッケージの会社は一次面接通過し、唯一のLAMP系で人売り臭がする会社からは内定いただいた。

これまでの経緯を鑑みると、これ以上活動を続けても希望の「マイナーでない技術を使用した自社サービス運営」につける気がしない。僕は剣を大地に置いた。


次回、完結編。転職活動の総括、感想と現状報告を行います。
果たして噂通り会社は黒かったのだろうか?

2011年5月3日火曜日

おもくそクエストⅥ 幻の第一志望

新年度明けましておめでとうございます。つっても既に、堪え性のない新入社員が辞める時期である5月ですが。

さて今回は、以前からお伝えしています転職活動記録の続きです。もういい加減にそろそろ書いておかないと、記憶が完全に揮発してしまいそうだ。黄金週間のこのチャンスを逃すと、前回エントリの結びの「また4ヶ月後にお会いしましょう」が現実のものとなりかねない。

2010年11月 第1週 ~ 転職エージェントとの邂逅と希望の光

さて、どう進めていこうか。最近の進め方といえば、大半が以下のどちらかor併用でしょう。
  • 求人情報サイト(リクナビNEXTなど)で自分で探して(orスカウトされて)自分で応募
  • 転職エージェントから紹介してもらう
転職エージェントの場合、非公開求人紹介してくれたり、アドバイス・サポートが受けられたりという恩恵に与れる。けど、企業側からしたらエージェント経由だと手数料払わなくちゃいけないから通常応募の方が有利だとかいう声がある。また、クソなコンサルに当たるとノルマ達成の出汁にされる可能性もあるとか。

僕はとりあえず2社のエージェントに登録し(1社に絞って前述したような『クソなコンサル』に当たったら堪らんので)、並行して転職サイトの情報も追い…というつもりだったが、活動開始してすぐにエージェント一本の路線に変更した。というのは、エージェントから紹介されるお仕事の数だけでもうお腹一杯に…。計40社くらい紹介されたっけな。以前述べた通り、希望はWeb業界で、Web業界と言えばLAMP。それの実務経験が全く無い僕は、応募できる所あるのだろうかと不安で仕方がなかったのだが、蓋を開けたらあら意外、別にPHPやRubyでなくとも「Webアプリケーションの開発経験」が2・3年あればOKという会社が結構多かった。何だ、結構望みはあるんじゃないのか。

最終的に、紹介された中から21社をチョイスし、書類選考に応募。多すぎじゃね?と思ったが、書類選考通過率は大体3割程度だそうなので、これくらいが妥当だそうな。

2010年11月 第2週 ~ 一次面接、襲来。

第1週の段階で、書類選考の結果がいくつか返ってきた。さすがWeb業界、動きが速い。
ちなみに書類選考通過したのは最終的に11社、通過率は5割を超えた。平均以上というのはちょっと嬉しい。

この週の前半は、応募企業の運営サービス(+競合サービス)の研究や、エージェントとの面接対策など、ウォーミングアップを入念に行い、後半に3社の一次面接を受けた。その内の1社は、一次面接完了後2時間もしないで通過の連絡があり、早くも最終面接セッティング。その会社はたくさんのサービスを運営しており、マッシュアップアワードにAPI提供しており、開発合宿を行っているという(その上、Web業界では珍しく残業時間が少なくて有給消化率が高いとか)。面接での印象も良かったし、2chとか検索しても黒い噂は出て来ない。もし最終面接通過したら、もうここに決めてしまおうという心境に。

ちなみにこの週の面接は全て通過!自分で言うのも何だが、俺、面接は結構得意みたい。
何だ、転職活動、意外とイケるんじゃね?


転職活動開始前の不安は何だったんだと思わせるような順調な滑り出し。しかも開始早々、良さ気な会社に出会った。それからというもの、多大な時間を費やしてその会社の運営サービスを研究して改善案・企画案などを練った。そして前述の通り、他の会社の面接も負け無し。マジでこのまま決まってしまうんじゃないかという勢いを我ながら感じていた。というか、「やれやれ、2週間で終わりか」など、既に決まったていで妄想を繰り広げまくっていた。しかし現実はそう甘くはないね…(つづく)

バックナンバー

おもくそクエストシリーズ

2011年2月27日日曜日

おもくそクエストⅤ 転職の鼻っ柱折れ

サブタイトルが何のこっちゃ分かりませんが(ていうかメインもな)、春一番が観測された今日この頃、みなさま明けまくりましておめでとうございます。おもくそは元気です。ここをほったらかしてTwitterの方で述べていますが、転職活動はとっくに完了してます。Web系へのコンバートを目指した今転職活動、その全貌をいま白日の下に。

ちなみに退職したのは2010年9月末日、辞めてから転職活動する道を選びました(参考エントリ)。

2010年10月

最初に起こした行動…それは国勢調査。国民の義務ということで、ちゃんと対応しないと罰則もあるらしいからしょうがないよね。前述の通り既に退職していたので、無職でカウントされるのか~としみじみ思っていたが、どうやら9月最終週時点での状況を記入するとのことで、晴れて『正規の職員・従業員』と回答することに。こうして矛盾が作られていくのか。

次はハローワーク。やはりまだまだ景気は悪いようで、溢れんばかりの人。お役所とは言え業務が業務、来る人の事情が事情なだけに、お役所名物の愛想の悪さ丸出しは見受けられなかった。ただし『対面では』って条件付きだけどね。電話した時の対応の悪さはやはり役所だ(てかそもそも電話に中々出ない。「繋がらない」のではなく「出ない」。「トゥルルル…」までは辿り着けてるから。)。

ちなみにハロワ初日の帰り、昔懐かし(といったら失礼?)auのAndroid端末『IS03』を予約(※1)。その旨をTwitterでつぶやいたところ、それまで1年近く使っててフォロワー20人だっだのが、2・3日で100人突破。ピーク時は160人まで増えた。無条件フォロー返しはしない主義なので、現在は130人程度に落ち着いているけど、時事ネタワードを含めるとこういうことになるんだなということが分かった。

その次に着手したのは…映画鑑賞。以前のエントリで嘆いている通り、日本の労働社会に身を置いていては、映画をのんびり見る時間は中々取れない。だがこの時の私は違う。そのような楔など存在していないのだ。そう言うわけで、TSUTAYAディスカスとDMM.comの1ヶ月無料キャンペーンを利用し、それぞれで8枚ずつ計16作品を鑑賞した。いや~実に幸せなひとときでした。こういう時間はやっぱり必要だよね(※2)。

以上が無職1ヶ月目の活動です。勘の良いあなたならお気づきかと思いますが、転職活動は全く行われていません。この章必要なかったね!

2010年11月

無職期間2ヶ月目。遂におもくそが動き出す。
いよいよ本題に突入…と言いたいところだが、ここまでを振り返ると既に文章量が結構なことになっているので、次回エントリに続かせます。

「この章必要なかったね!」どころか、「このエントリ必要なかったね!」

それでは皆さん、また4ヶ月後にお会いしましょう。

自己フォロー

もちろん勉強はちゃんとしてましたよ。

※1
ちなみにIS03は結局購入してません。Xperiaを待て、待つんだジョー!!

※2
本当は思い切って日本一周とか旅行してみたかったけど、流石にそこまで貯金を切り崩す勇気は無かった…


2010年10月18日月曜日

おもくそクエストⅣ 打ちひしがれし者たち

前回のつづき。前回、以下のような形でエントリを締めた次第であるが…

転職活動という名の冒険へと旅立った勇者おもくそ。
次の城ロマリアに辿り着くには、レベル10は必要だ。
だが、今の僕は…

この場合のロマリアは一体何を意味するのか。転職活動のゴール?いやいや、それなら普通に考えると「ゾーマをぶっ倒す」だろうが。全く、我ながら全く意味が分かりません。エントリのタイトルをあんな風にしてしまったので、ちょっと絡めてみたんだけど、何かに例えて綺麗に纏めるって難しいね。まあ、結局何が言いたかったのかというと
「現在の僕は低レベル」
ということです。まだアリアハン大陸すら脱出できない程に。

僕のスペック…その前に、やりたい仕事は?

希望の職種は今までと変わらず『システム開発』です。やっぱり好きだから。どんな会社で働きたいかは、前回述べた通り『やる気・向上心が高い会社』だ。ここは絶対に譲れない。

次に業種。前回ちらっと述べたが、できればSI業界ではなく、Web業界に行きたい。今までいろいろなIT系企業の仕事内容紹介の記事や、IT業界人のブログを読んだり、あるいは直接話を伺うなどして集めた情報によると、どうもWeb業界の仕事の方が面白くてやり甲斐ありそうだ。以下、それら情報を基に、それぞれの業界に対する僕の印象。

要素SI業界Web業界
市場の行方縮小は確実。要因は以下。
・SaaSやERPパッケージの普及
・オフショア企業の台頭
拡大。ソーシャル系サービスの需要が増える。スマートフォン、iPad等のタブレットPCの普及が進めば、さらに拡大するか。
仕事内容 総じて、上流か下流かの2択(そうじゃない場合もあるだろうけど)。
今後、上流は要件聞いてそれに適したサービス選定や、経営戦略などの超上流にシフト?
下流は…仕事あるのか?
企画発案からプログラミング、運用、改善など、一気通貫
開発プロセス ウォーターフォールがメイン
※アジャイルも増えてきてはいるようだが…
アジャイル(でないと捌けない)
最新技術に対する
積極性(※1
総じて低い?
リスクは少しでも抑えたがる。
SIerよりは高い?
ということで、
僕にとっての
やり甲斐は…
無さ気。
上流会社だとプログラミング機会少ないし、下流だとそもそも生きられなさそう…
SIよりは確実にありそう。

まあ、SIerでも全工程担当&最新技術に積極的な会社はあるだろうし、Web業界でも実装は外注&最新技術に消極的な会社ってのは絶対いるだろうから、結局ピンキリだろうけどね。でも大体は上記のような傾向だと思う。
 
最期に、扱いたい技術。ぶっちゃけ『話のネタになる・技術を通じて人脈拡大できるような有名どころ』であれば何でもいい。大きな括りだと、RIA、クラウド、スマートフォンアプリ…など。小さな括りだと、Ruby on Rails、Flex、AIR、Silverlight…など。とにかく「何それ?」って言われるようなマイナーなものでなければ何でもOKです。「『何でもやります!』と言うのはダメ。ゼッタイ。」というのは心得ているが、実際どの技術にも興味があるのでしょうがない。まあでも1個決めろと言われれば、Androidアプリ開発かな。

ここで本題。僕のスペック

実務経験年数
4年6ヶ月
年齢
28 ※早生まれなので、今年度29
リーダー経験
無し。それどころかSE経験も碌に無し(4ヶ月のみ)。
主な経験言語(事情により、全て手続き型実装) ※単位:ヶ月
Java 1.4:33.5
Java 5.0:6
C# 1.1:3
C# 2.0:2
VB 2008:4
主な経験FW ※単位:ヶ月
某商用Javaフレームワーク:37.5
.NET Framework 1.1:3
.NET Framework 2.0:2
.NET Framework 3.5 SP1:4
その他補足
実務におけるOOP、デザインパターン利用経験なし
必然的にUML作成・閲覧経験もなし
実務におけるTDD経験なし
Trac Lightningのディープな利用経験なし ※プラグイン作成とか
太字の部分に注目してください。どうですか?お客さん。市場価値ないでしょ?僕のキャリアの殆どは、某商用Javaフレームワークです。打ち込んできたJavaコードの殆どは、フレームワークに依存したもの。フレームワークが有名で普及しているモノであればいいんだけど、勉強会などで同業他社の方に尋ねても、まあ知ってる人はいなかった。一人だけ(マジで一人だけ)使った事あるという方が見つかったのだが、一言「使いにくい」。高評価をくだした人間には、結局会うことは無かった。話やブログのネタにもできないし(ブログに載せたら確実に正体ばれる)…「マイナー技術は嫌だ!」と嘆くのは、こういう訳です。

そして何よりも致命的なのは、オブジェクト指向プログラミング経験が皆無ということ。前に自分でも書いたが、オブジェクト指向してない内はJava初級だ

これが、まだアリアハン大陸を脱出できないと嘆く所以である(※2)。


さて、嘆いてばかりいても仕方がない。レベルが足りないならレベルを上げるしかない…ん?またまた声が聞こえる。
「今の時代、PCとネット環境あれば自宅で勉強できるだろ?今までやってこなかったのか?」と。
これ言われると、弁明の余地はありません…いや、断言する。勉強はたくさんしてきた。Googleリーダーの統計情報や、Googleウェブ履歴がそれを証明してくれる。ただ…「実際に手を動かしてコードを書く」ことを殆どしてこなかった。これはよくなかったかもしれない。別に面倒臭いとかいうわけじゃなく、単に効率的に時間を使いたかったからだ。前述の通り、いろいろな技術に興味があるので、RSSで熟読する記事も多岐にわたる。手も動かすとなると、とてもじゃないが時間が足りない。それに、手を動かしてきっちり身につけたところで、変化の早いIT業界、すぐに陳腐化してしまう可能性大だ。それならば、とりあえずは概要・文法・思想といった部分を広く浅く把握しておき、実務で使用するタイミングになったら深く学習する方が効率的でいいのではと思うのだが…どうなんでしょう。間違ってますかね?

※1
この辺に関しては、SonicGardenの倉貫氏の以下エントリに非常に感銘を受けました。

※2
自慢じゃないけど、こんな僕でも、驚く事に会社の中ではエース級だったんですけどね。何らかの技術系コミュニティで有名というわけでも無く、ブログの技術記事のレベルが高いわけでも無い、こんな僕が…。プログラマという職業、人によって100倍以上の生産性の開きがあるという話は有名だが、これはきっと会社単位でも当てはまるのだろう。


2010年10月14日木曜日

おもくそクエストⅢ そして転職へ…

9月末をもって退職した。転職先が決まる前に辞めた。
というわけで現在、いわゆる無職である。

退職理由としては、「Web業界で働きたい」というのが一応メインではありますが、もう一つの理由として
「仕事に対してモチベーション低く、技術に対する興味や向上心が無い(必然的に技術スキルも低い)、こんな会社では成長できない!」
というものがある。他人の言葉を借りると「『熱い人』がいない。」

決定的な決め手となったのは『クラウドやAndroidが何かすら知らない上司』『SQLインジェクションを知らないベテラン技術者達』だ。あれで完全に踏ん切りがついた。他にはこんなのも。転職活動において「後ろ向きな退職理由はダメ。ゼッタイ。」というのが基本なので、前向きな理由に置換しますと
「仕事に対してモチベーション高く、技術に対する興味や向上心も高い、そのような会社で切磋琢磨して永遠に成長していきたい!」
といった所だ。
いや、正確には後者の前向きな気持ちが先にあったからこそ生じた「こんな会社でやってられるか!」である。

おや、声が聞こえる。
「周りのせいにするな!」「周りを変えようと頑張ったのか?」と。
はい、ごもっともです。不肖おもくそ、少しは頑張りました。ですが、人の心を動かすのは非常に難しいのです…(※1)。時間をかけて粘り強く頑張り続ければ、確かにいつかは変えられるかもしれない。その時の達成感は、きっと筆舌に尽くしがたいものがあるだろう。だが、変えられないかもしれない。そして、時間(人生)は有限だ。日々、少しでも楽しく生きていきたい。僅かな変化の可能性に賭けて数年の時間をその会社のために費やすのは、イヤだ。僕はその会社のために生きているのではない。

ところで、転職する時は「決まるまで辞めるな」というのがセオリーという意見はよく聞く。僕は別に『セオリー』だとは思わない。使い古された言葉だが、仕事というものは人生の大半を占めるものであり、それが人生に与える影響は甚大だ。その仕事を探す作業である転職活動というもの、片手間に行うべきではなく、じっくりしっかり取り組むべき。僕は常々そう思っている。

というわけで、転職活動という名の冒険へと旅立った勇者おもくそ。
次の城ロマリアに辿り着くには、レベル10は必要だ。
だが、今の僕は…
(つづく)

ところで

君は勇者に「うんこす」と名付けたことがあるかい?


※1
参考エントリ
ドラクエⅢ貼ろうと思ったけど、DSあたりで発売されてるモノと思いきや無いんですね。
では「次のステージッに~ゆきましょう♪」ってことで。