2010年2月21日日曜日

[Trac Lightning]RSS配信に関するエトセトラ

特定条件のチケットの登録通知を受信したい

カスタムクエリを作成し、そのクエリのRSSフィードを購読すればよい。

カスタムクエリの作成方法は以下の通り。
  1. TracLinks
  2. TicketQuery
  3. 『[/query]』リンクから飛ぶ
1,2による作成方法はヘルプの『TracQuery』を参照。表示されたチケット一覧のリンクを選択すると、カスタムクエリ作成画面に飛び、画面下部にRSSフィードのリンクがある。

クエリを修正した場合は、画面真ん中辺りの『更新』ボタンを押下することをお忘れなく。

尚、カスタムクエリのRSSの場合、チケットの属性変更・返信時は配信されない。
それらの通知を受け取る方法は後述する。

チケットの属性(ステータス、進捗率etc)変更や追記・返信の通知を受信したい

チケット個別のRSSを購読する。チケット一覧から変更を追跡したいチケットを選択して詳細画面を開くと、カスタムクエリと同じく画面下部にRSSフィードのリンクがあるので、それを購読する。

この方法だと、チケットの数が増えてくるとRSSフィード一覧が大変な事になってしまうが…私はこれ以外の方法を見つけることができなかった。
他に簡単な方法をご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示ください。
まあ、Tracはオープンソースなので、時間ができたらソース弄りに挑戦してみるか。

フォーラムの変更通知を受信したい

タイムラインで『フォーラム changes』だけにチェックを入れた状態で『更新』を押下し、更新された画面下部のRSSフィードを購読する。

但し、通知されるのはフォーラム・トピックの新規作成や返信時のみで、本文修正や削除時は通知されない。
これもソース弄らないと無理かも。

2010年2月20日土曜日

[Trac Lightning]プラグインインストール手順+TracWikiToPdfPlugin情報

Trac Lightningのヘルプ(TracPlugins)にも書かれてはいるが、お世辞にも分かり易い文章とは言い難く、また初心者にとっては余分?な情報も含まれている感じなので、最低限の情報をここに記録する。

ここではTracWikiToPdfPluginのインストールを例とする。

※このプラグインはその名の通りTracのWikiをPDF出力(HTML出力も可能)してくれるものである…が、我が日本語をはじめとする各種アジア言語(他にはアラブ言語)は対応していない模様…一応試してみたが、PDFは「破損してます」的なダイアログが表示され、HTMLは真っ白だった。
このプラグインの中核を担っているHTMLDOCというライブラリが、西欧言語以外のUTF-8文字に対応していないとのこと。
参考:miau's blog?:TracWiki をドキュメントに変換するプラグイン調査

0.ez_setup.pyのインストール(一度だけ)

ヘルプのリンクから『ez_setup.py』ダウンロードし、コマンドプロンプトでダウンロードフォルダに移動後、以下コマンドを実行。
python ez_setup.py
これで『easy_install.exe』が{Tracホーム}\python\Scriptsに配置される。

ちなみにpythonはTrac Lightningと同時にインストールされ、パスも通った状態となっている筈。

1.プラグインのインストール

プラグインアーカイブを適当な場所に解凍し、コマンドプロンプトで『easy_install.exe』インストールフォルダに移動し、以下コマンドを実行。
easy_install.exe {解凍ファイル内の『setup.py』格納ディレクトリのパス}
TracWikiToPdfPluginの場合、『setup.py』格納ディレクトリは「0.10」or「0.11」です。

2.trac.iniにプラグインの設定を追加

設定内容はWebなりプラグイン一式に含まれているドキュメントなりを参考に。
TracWikiToPdfPluginの場合は、docsフォルダに『trac.ini.example』というのが置いてある。

※trac.iniは以下フォルダに存在する。
{Tracホーム}\projects\trac\{プロジェクト名}\conf

3.Tracを再起動


4.プラグインを有効化

管理者アカウントでログインし、『プラグイン管理』メニューにてプラグインのコンポーネントを有効にし、『変更を適用』押下。
※2.の設定で既に有効になってるかも。


TracWikiToPdfPluginの場合は以上。まあ、前述の通り日本語対応してないのだが。
てか、試しにASCII文字だけのページを出力してみたけど、それも上手くいかんかった。分からん。



プラグインファイルがeggで提供されている場合、ひょっとしたら管理コンソールからだとインストール瞬殺かもしれない。まだ試してないので結果がどうなるかは不明ですが、その内試します。





アンインストール手順もヘルプに書いてある。インストール時程やることは多くなく、ヘルプの記述で十分分かるので、割愛。

[Trac Lightning]Excelの表をWikiの表として貼り付ける方法

TracのWikiにはExcelの表を貼り付けることができる。というより、Excelのセルはテーブルとして貼り付けられる。
よって、Wiki文法やWikiエディタで表を作るのが苦手な人は、Excelで作って貼り付けるようにすると効率的。

<注意事項>
自宅のPCにはExcel入れてないの忘れてた…
よって、当エントリはOpenOffice Calc 3.0における例となっております。ご了承ください。
尚、Excelと同じ結果となることは確認済みです。


1.まずは表作成

ちなみに「合計」右のセルは計算式(SUM関数)です。

2.Wikiの編集モードを「wysiwyg」にする



3.表をコピー



4.Wikiに貼り付け

計算式入力セルは計算結果の値がちゃんと貼り付けられる。
すげぇ!表のイメージそのまま!

…かと思いきや、編集モードを一度「textarea」にしてから再び「wysiwyg」に戻すと…

残念!流石にそこまで面倒は見てくれないか。

ところで、セルの結合をしている場合はどうなるの?

まずは行方向結合。


上端セル以外は亡き者とされている。


続いて列方向結合。


今度は左端セル以外が亡き者に。


最後に行列方向。


左上端以外は死亡。尚、セルの詰めは垂直方向が優先される模様。


セル結合した表を描くには

htmlプロセッサを使用してHTMLで表を描く
htmlプロセッサを使用すれば、Wiki内でHTMLを利用することが可能。
詳細はTracLightningヘルプの『WikiHtml』を参照してください。
{{{
#!html
<table>
…
</table>
}}}

rstプロセッサを使用してreStructuredTextで表を描く
rstプロセッサを使用すれば、Wiki内でreStructuredTextを利用することが可能。
reStructuredTextでの表の描き方は以下サイトを参照してください。
rstプロセッサに関してはTracLightningヘルプの『WikiRestructuredText』を参照してください。
以下、サンプル。
{{{
#!rst
+---------+---------+---------+
| 見出し1 | 見出し2 | 見出し3 |
+=========+=========+=========+
| 1-1  | 1-2  | 1-3  |
+---------+---------+---------+
| 2-1  | 2-2~3        |
+---------+---------+---------+
| 3-1  | 3-2  | 3-3  |
+---------+ ~      | ~      |
| 4-1  | 4-2  | 4-3  |
+---------+---------+---------+
}}}

2010年2月15日月曜日

[Trac Lightning]静的HTMLの配置場所~さらば、J2SE 1.4日本語ドキュメント

以下フォルダに配置すれば、「http://{インストールURL}/{ファイル名}」でアクセスできる。
{Tracルート}\CollabNetSVN\httpd\htdocs

ちなみに上記フォルダには「Trac Lightningについて」ページが「index.html」として置いてあります。



現在の仕事では、上記フォルダにダウンロードしたJDK 1.4の日本語ドキュメントを置いています。
1.4の日本語ドキュメントは、Web上にはもういないんですよね…アーカイブページに置いてあるのは英語だし…

てか、いい加減1.5以上に携わりてぇよ!
新規開発案件なのに、今時Javaは1.4でブラウザはIE6って…

2010年2月14日日曜日

[Trac Lightning]稼働ポートを変更する際に修正する設定ファイル(過不足あるかも)

Trac LightningはApache上で稼働するのだが、稼働ポートはデフォルトで80番である。
稼働ポートを変更したい場合は、以下設定ファイルに記述されているポート番号を変更(或いはURLにポート番号を明記)する。
注:確認したバージョンは2.4.2です

ファイル名場所備考
hudson.scm.SubversionSCM.xml{Tracルート}
\install\hudson\.hudson\
その名の通りHudsonの何か
hudson.scm.SubversionSCM.xml{Tracルート}
\projects\hudson\.hudson\
その名の通りHudsonの何か
httpd.conf{Tracルート}
\CollabNetSVN\httpd\conf\

httpd.conf{Tracルート}\CollabNetSVN\httpd\conf\original\
httpd-vhosts.conf{Tracルート}\CollabNetSVN\httpd\conf\extra\

3箇所。
バーチャルホストの設定。

httpd-vhosts.conf{Tracルート}\CollabNetSVN\httpd\conf\original\extra\3箇所。
バーチャルホストの設定。
nginx_nginx.conf{Tracルート}
\python-lib\Pygments\tests\examplefiles\
名前からしてサンプルの何か?
「proxy_pass」のURLにポート番号追記が必要か。


上記以外にも以下ファイルが見つかりましたが、ローカルホストを指していないっぽいので不要と判断。

ファイル名場所備考
settings.xml{Tracルート}\maven\conf\その名の通りMavenの何か。
デフォルトではコメントアウトされている。
プロキシのポート番号?
rss20.xml{Tracルート}python-lib\feedparser\docs\examples\名前からしてサンプルの何か?
クラウドサービスのポート番号?


ちなみに、上記ファイルを導き出した方法は、単純に以下拡張子のファイルを「80」でgrepしただけです。
  • .xml
  • .conf
なので、修正不要なものが含まれていたり、修正必要なものが漏れているかもしれません。
てか、Apache関連以外のファイルはそもそも何を意味するのかも分かりません。
追々勉強していきますので、今日の所はこれで勘弁してください。
URLが「localhost」「127.0.0.1」となっている部分はまず修正必須だと思いますが。

ご存知の方がおられましたらご教示いただけると幸いです。

ちなみにRedmineの本も2冊しか無い模様。



今回初めてTableタグが必要になった訳だが、そういえばBloggerのエディタには表作成機能がありませんでしたね。と言うわけで、Bloggerの第一人者であるクリボウさんの記事を参考にさせて頂きました。

<後記>
BloggerのWYSIWYGエディタでテーブル編集時、IE8だと上記クリボウさんの記事でも紹介されている丸・三角・四角のやつが表示されないではないか。


Firefoxだと表示されるのを確認。
ちなみに、TracのWikiのWYSIWYGエディタもこれと全く同じ現象が発生します。

2010年2月7日日曜日

[Trac Lightning]移行(バックアップのリストア)手順

リストア対象のTracLightningのインストールパス(デフォルトではC:\TracLight\bin)が、バックアップ取ったTracLightningと同じの場合、バックアップしたフォルダを配置するだけでよい。バックアップ格納フォルダとリストア先は以下の通り。
  • プロジェクト:backup\trac→{Tracルート}\projects\trac
  • Subversionリポジトリ:backup\svn→{Tracルート}\projects\svn
上記に当てはまらない場合、つまりバックアップ取得元とリストア対象のインストールパスが異なる場合は、さらに以下の作業を行う必要がある。

1.各種設定ファイルに記述されているインストールパスの変更

最低でも以下ファイルは変更する必要有り。
  • {Tracルート}\CollabNetSVN\httpd\conf\httpd.conf
  • {Tracルート}\projects\trac\{プロジェクトルート}\conf\trac.ini


MavenやSSL認証等を利用している場合、これ以外も変更する必要があるかも知れない(まだ全然TracLightningしゃぶれてないので詳しくは分からん)

2.trac-admin.batの実行

コマンドプロンプトで以下コマンドを実行(Tracスタートメニューの「コマンドプロンプト」から起動するのはお約束)
C:\TracLight\bin>trac-admin.bat [プロジェクトルートのパス] resync

以上でリストア完了。
ちなみに、プロジェクト名を変更する場合も、フォルダの名称(もちろん各種設定ファイルのフォルダ名も)を変更してからリストアと同じ手順を踏めばよい。



ところで先月に2.3.2→2.4.0の移行を行った。
インストールフォルダが違っていたのでresyncまでを行ったのだが、「External users」が全部「Users」に格下げされており、また登録し直し…何かミスったか?それとも元々こういうものなのか?

<補足>
TracやSVNを利用するには「External users」への登録が必要。「Users」では利用できない。
ちなみに、「External users」から削除したユーザーは「Users」に移る。「無効アカウント」との認識でよいのだろうか。


右の本は初版がまだ残っているようなのでお間違いの無いよう。

[Trac Lightning]プロジェクト作成手順

プロジェクト作成

「Trac Lightningについて」ページにも書いてあるが、コマンドプロンプトでTracのインストールフォルダ(デフォルトではC:\TracLight)配下binフォルダ内の「create-project.bat」を実行すればよい。
Tracのスタートメニューフォルダ内の「コマンドプロンプト」から起動すると、カレントディレクトリが上記binフォルダに設定された状態で起動するので、一々cdコマンド打ち込む必要がなくて省エネ。
C:\TracLight\bin>create-project.bat [プロジェクト名]

ちなみにTraMプラグインっての使うと

ブラウザの管理コンソールから新規プロジェクトの作成ができる。
Trac Lightning 2.4.xの場合、上記プラグインはインストール済み。(参考:TraM)。



ところで、TraMで新規プロジェクト作成を試した所、以下の問題?が発生した。
ページヘッダーのロゴ画像が無い
ご覧の通り。


adminの権限が減ってる
管理コンソールを開いてみると一目瞭然である。


TraMの解説ページには「プロジェクトを作成したユーザが、作成されたプロジェクトのTRAC_ADMINに設定されます。」とあるし、実際パーミッション確認すると「TRAC_ADMIN」はちゃんと付与されているのだが…はて、何かミスったか?

というわけで、ロゴ画像やパーミッション設定の手間を少しでも減らしたいなら、コマンドプロンプトで作成しましょう。



Tracの本って2冊しかないらしい…