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2010年3月7日日曜日

松本人志はどこへ行く?

松本人志第2回監督作品『しんぼる』のDVDが先月発売された。



プロフィールに書いてある通り、私は松本人志が大好きだ。プチ信者と言っていいくらいに。という訳で、一応購入。
『一応』と修飾しているのはどいういう事かというと、以前に書いた通り、兎に角全然面白くなかったからだ。おまけに釣られて前売り券2枚購入していたものの、結局1回しか行かず。

それでも『一応』購入したのは、2回目以降は面白いと感じるかもしれないとの淡い期待があったからだ。1回目はそうでもなかったけど、2回目観たら面白い、そういうのって皆さんもよくありますよね?
ちなみに今この段落の文章をタイプしていて気付いたのだが、だったらもう1枚の前売り券使って観に行けばよかったではないか、俺!

そう言う訳で、2月半ばの4連休に第2回鑑賞を行った。鑑賞したその日に立ち上げたが長らく下書き状態であったこのエントリ、やっと本日魂を吹き込む事ができた。

結論から言うと…やっぱり全然面白くなかった。ベッタベタな笑いしか含まれていない。本人が「全っ然おもんない!!」と言ってたMr. ビーンと何ら変わらない(あんまりちゃんと観たこと無いけど)。台詞が殆ど無いからずっと早送りでした。

只、僕が分からないのは世間の評価。『ごっつ』に惹かれてやってきた世代が「面白くない」と感じるのは分かるのだが、「グ~」とか「そんなの関係…(テキスト化するのもサブい)」とかを楽しめるこの世の中であれば、割と高評価となりそうな気がしたのだが(『大日本人』も然り)。実際、映画館で観た時は、周り結構笑ってたし。
※でも、唯一捻っていたと言える『マジック番組でババア消えてません』シーンは、まさに「シーン」としてたな…そしてちょっと経ってから「えっ!?」という声がちらほら。

「ドーン!」等に代表される松本の奇声が面白く感じられるのは、飽くまでディープ&シュールな笑いの合間に見せた場合であって、ベタベタなネタの合間に連発されてもサブいだけである。所謂『一周回った笑い』というやつなのだから。

終盤の浮遊シーンは割と好きなのだが、『笑い』というカテゴリのシーンじゃないし…


「人志松本の○○な話」ゴールデン進出!

「ファミリー層に“面白いこと”をお届けできるよう、頑張ります」

「ファミリー層に」とか言ってるので、プチ信者にとっては「つまらない話」になることは必至だろう。
ここまで人を変えてしまう『家庭を持つ』という事象、やはりその重みは相当なものなのだろうか。



ちなみに今月、サバンナ八木の出世作『ゆるせない話』のDVDが発売。
深夜のこの頃はテロップも落ち着いてて良かったなー…

2009年11月8日日曜日

『しんぼる』レビュー~TVでできない事やるのでは…

松本人志のラジオ『放送室』をしょっちゅう聴いている。mp3化してiPodに入れて、通勤中・ジョギング中に聴くのが主だ。聴いてたら顔がニヤついてきたり、場合によっては吹き出しそうになってしまい、近くのストレンジャーからストレンジに見なされる事がしばしば。『今の時代、気持ち悪がられている方が安全だ』というのが持論なので、僕にとっては一石二鳥。実際、電車でニヤついていると、僕の周りが少し空く事があり、『安全』とは違うが『得』。いや、周りが空く事により『痴漢冤罪の可能性が減る』って考えると『安全』に繋がるか。いやいや、ニヤついている奴なんて怪しすぎるから、むしろ間違えられる可能性高いだろ。

電車だけに話が脱線したが、先月また第1回から聞き始めた。番組が始まったのは2001年秋、アメリカのあのテロの余韻冷めやらぬ頃だ。『ごっつ』の秋スペが低視聴率だったといったような懐かしい話、現在の松本氏の状況考えると何か新鮮に聞こえる結婚トーク等、再び楽しんでいる。そんな感じで楽しんでいると、ある回で「TVでもう面白い事できない」から「VISUALBAMを再開する」と言っていた。あー確かにそんな事言ってたなー、ところで何で再開しなかったんだっけか?と思って回を進めていると、「映画撮ります。だからVISUALBAMは一先ず置いておく」、あーそうだっけか。つまり「TVではもうできないようなぶっ飛んだ事は映画でやる」って事ですね。

で現在、そんな事を言っていた氏も既に2作撮りましたが、当時の決意は果たして実現できたのか?・・・プチ信者の僕としては、正直どちらも物足りなかった。ぶっ飛んだレベルではない。実際、本人も「大分レベルを抑えた」とか「海外でも伝わるように台詞を抑えた」とか言って、思いっきり大衆向けに作っているような事言ってたし。それでも『大日本人』は普通に面白かったですけど。とは言っても、『面白い』というハードルは越えてはいるが、氏が今まで創ってきた多くの作品の中で特別上位に入るようなレベルではなかったというのが正直な感想ですが。純粋な『面白さ』で言えば、『HEY! ×3』の遠藤久美子とのトークの方が上だったりする。

では、この秋公開された『しんぼる』に関しては・・・という事で、ちょっと遅めのレビュー。
と言っても、そんなに文化レベル高くないので、大した事言えませんが。
尚、殆どTwitterの焼き回しです。
注:ネタバレあり。ていうかもう公開終了してるか?



正直、笑えるものではなかった。この世の仕組みをこんな風に捉える創造力は流石だと思ったが。

笑いの要素が転がっていたのは(僕の中では)『修行』パートのみなんですが、全てベタなんですよ。ドリフのコントみたいに(別にベタがいけないとかドリフが面白くないと言ってる訳ではない)。素人の僕でも笑いの展開が大体予想でき、実際予想通りになったことがしばしば(醤油の件とか)。ベタと言えば、氏が『放送室』で特に多用している『一周回った笑い』というのがありますが、そう捉える事も出来なかった。

『修行』パートの『しんぼる』押下時の現象、真っ先に頭に浮かんだのは『マイクロフィルム』。それが浮かんでしまってからは、ひたすら『出前一丁』が出てくるのか待ってる自分。帰宅してからググってみたら、みんな同じ感想を抱いたようで。他には、ドアに向かってダッシュの件は、雰囲気は確かに『引っ張る男』。まあそんな感慨を抱いたというだけ。

『実践』パート以降は何にも無かった。これ以降の『しんぼる』押下時の現象は、『お笑い共通一次』の理科の問題「アルコールランプで加熱したら」「ハムが飛ぶように売れた」みたいな感じで、現世に発露するんですけど、その現象が『首が伸びる』とか『火炎放射』とかいった感じで(悪い意味で)ぶっ飛んでいるんですよ。ここはベタな感じの方が良かったんじゃないかな?前述のハムのような。ど素人の僕が思いついたのだと、押す度に「メガ牛丼一丁!」。世界向けにするなら「メガマックプリーズ!」とか。
それと、このパートだと天使が大人じゃないですか。なんで、『しんぼる』も大人仕様にして、その上にモザイク被せるなんて演出はどうだろうか?なんて思った。『大日本人』の娘のように。



以上、やっぱり大した事書けなかったな。精進せねば。ちなみに世間の酷評とは裏腹に、僕の周りの客は結構笑ってた。前述の醤油や腰打ちの件とか。一番最初の絶叫(CMでもやってるあれ)のシーンで笑っているのは訳分からんかったが。

プチ信者としては、世界や大衆無視して、本当にぶっ飛んだものを創って欲しかった。キャシーのコントのようなものを。公開前のたけしとの対談でも「TVで面白い事出来ないから映画に逃げてきた」って言ってたのに・・・。でもそれだとスポンサーが金出さないんだろうな。これまた放送室で言っていた「この世のトラブルの原因の殆どは金」、トラブルの原因に限らず、何するにしても結局金か?

ゲームがファミリー・大衆向けになってきたのと同様、松本氏の笑いもそうなってしまうのだろうか(既になってる?)。正直、氏の場合は結婚しても子供産まれても路線変更のような事はまあ起こらないと思ってきたが、分からなくなってきた・・・。あぁ、人生の楽しみが・・・

ちなみに、就職前に僕は夢を描いていました。
『物凄く稼いで、松本人志のスポンサーになり、視聴率とか売上とか一切気にしない好き勝手な作品を創り続けてもらう』
という夢を。
そんな僕の現在の手取りは20万にも満たず・・・

(後記)
ずっと思っている事だが、ポップコーンやドリンクは無しだろ。ガサガサ音とかがとにかく鬱陶しい。あと携帯はバイブでもNGだっつーの。

2009年8月27日木曜日

しんぐる

松本人志第二弾監督作品「しんぼる」であるが、コラボやらグッズが盛り上がっているようで。知らない間にあのパジャマが発売されてるし。プリンスホテルとのコラボはびっくりしましたよ。
詳細情報へのリンクは以下サイトが網羅しています。特にさんまや鶴瓶との番組共演は必見。

ちなみに僕は、以前のエントリでも述べていますが、好きなのは飽くまで作品や生き様であって、グッズにはそんなに興味沸かないんですよ。テンション上がったのは以下くらいでしょうか。

厳密にはグッズではなくDVDのおまけ

したがって、僕がプチ松本信者であることを認識している周りの皆様方、わざわざ知らせてくれなくて結構です。

そんな僕なんですが、一つだけ、心を動かされたグッズがありました。
ハローキティーのぬいぐるみです。公式サイトによると、完全受注生産で9月12日より受け付け開始とのこと。お値段6500円也。ちなみに僕、『僕』という一人称が示す通り、♂です。

いや、別に♂でぬいぐるみが好きだというのは全然いいじゃんと思ってますよ。車やジーパンが好きなのと別に変わらないと思う。
ただ僕の場合は、ぬいぐるみ買うことなんてあり得ないと思っていたので、自分でもびっくりしている。どうやら、長いことシングルな生活が続いているためか、ちょっと寂しさに参ってきてる模様。同じくあり得ないと思っていた『占い』にも、ちょっと行ってみたいなと思い始めている今日この頃。

こんな調子が続くと、最高にあり得ないと思っている『ドラッグ』とか『カルト宗教』といったものにも、そのうち手を出してしまうのだろうか?
こうして人は堕ちていくのだろうか?
いかん、気を強く持たねば。

2009年7月30日木曜日

お使いの携帯端末ではご利用いただけません

~都市鉱山~
都市鉱山(としこうざん、英語:urban mine)とは、都市でゴミとして大量に廃棄される家電製品などの中に存在する有用な資源(レアメタルなど)を鉱山に見立てたものである。
日本の都市鉱山に存在する金の総量は6,800トンで、これは全世界の現有埋蔵量の約16%にあたる。・・・日本の都市鉱山には全世界埋蔵量の一割を超える金属が多数存在する。

何度も述べていますが、僕は菅野よう子が大好きです。当然、今年4月に発売された「CMよう子2」も予約して購入しました。で、その中にCMよう子特設サイトオープンのお知らせ冊子が入っていました。何でも着うたもGETできるとか。早速、QRコードを翳して訪れてみました。すると、僕を待ち構えていたものは、

「お使いの携帯端末ではsynclのサービスをご利用いただけません」

という現実でした(泣)。
ま、まあでも、僕の好みでは、CMよう子シリーズには目茶苦茶いい!!最高!!って曲は正直無かったので(大好きな方々すみません…)、まぁ別にいいか…ていうか、これだけの為に、まだ使える携帯を買い替えるなんて、そんなこと菅野さんは望んでいない!みたいな妄想理屈繰り広げたりして、泣く泣く諦めました。
※一旦は買い替えを決断したんですけどね。もう3年使ってるし写真粗いし。で、ショップに行ってみてビックリする訳です。携帯ってこんなに高かったっけか!?
ちなみに僕の着うたは「inner universe」っす。攻殻のサントラで初めて聞いた2003年以来6年以上、Myオリコンランキングで不動の1位です。


そして月日は流れ7月7日。ファンなら言わずと知れたあの日です。そこで購入したパンフレットを見て、初めて「ハイヒールジニー」の存在を知る訳です。携帯で閲覧できないのは前述の通りなので、PCで情報調べてみると、「222個限定」なんていう、認めたくない情報が。さらに調べてみると、PCで表示した特設サイト入り口からは辿れない、実際の商品ページを発見。当然、在庫なんて残ってません(大泣)

うーん…でもまぁ、ただのグッズですからね。限定CDとかだったらそりゃ躊躇せず貯金はたいて携帯買い替えるところですが。僕が好きなのは、あくまで彼女の作品ですから。音楽ですから。
…まぁグッズも作品といえば作品ですが。それに前段の僕は少し嘘をついている。好きなのは作品だけでなく、人間性とか生き方とかもだ。やっぱり欲しかったよ…


分野は変わって、僕がリスペクトするもう一人の天才、松本人志。
そんな彼の第二弾監督作品「しんぼる」
先日、ファミリーマートで前売り券を購入しました。何でも、前売り券購入特典として、前売り券に記載されているIDナンバーを入力して遊べる「しんぼるスロット」で遊ぶと、「デジタルおまけ」をGETできるとか。公式サイトのQRコードを携帯に翳して訪れます。すると、僕を待ち構えていたものは、

「しんぼるスロット」はFLASH対応機種のみのサービスになります。

ま、またかよ…
でも今回は、代替手段として「しんぼるおみくじ」というのが用意されていました。親切親切。早速遊んで、表示されたダウンロードリンクをポチっと押してみました。すると、またしても「対応していません」的なメッセージが…(一度接続切ったら二度と表示されなくなったので、正確なメッセージ忘れた)

まぁ、松本人志の方に関しては、芸人という職業柄か、グッズとかおまけとかの類は本当にどうでもいいから、そんなに残念では無かったですが。恐らくただの待ち受けFLASHとかのレベルだろうし。放送室CDのおまけレベルのものであれば話は別ですが。

ただなぁ…携帯を大事に使っているだけなのに、上記のような目にあって損するわ、周囲のバカに「古っ!!」とか言われるわ…
あっ、これって、今現在でも大事に「Windows 98」搭載PC使ってる人が味わっているのと同じような感覚なのかな?ひょっとしたら、僕が某電器屋でアルバイトをしていた頃、「(Windows)98なんて使ってないで、最新モデルに替えましょうよ!最近のすごい速いですよ!」というような事を言ってきたことの報いか?

2009年5月22日金曜日

希少がゆえに天才

松本人志の結婚に対して

人生において、一番耳にしてきた声は松本人志の声だ。
親の声よりも、親友の声よりも、そして自分自身の声よりも。
そんなプチ信者の僕としては、この報せは非常に感慨深く、これからの氏はどうなるのかといったような関心(ミーハーな類ではない)が、仕事中も頭の片隅に常駐ソフト化しており、100パーセント集中できない状態が続いている(何で?)。
そして現在世間を脅かしている豚インフルエンザに対して、新婦に感染するな!代わりに僕に…と思っている自分がいる。

というようなことを会社で喋ったら、ホモ疑惑が浮上してしまいました。
そう思ってしまう気持ちは分かりますが、勘弁してください…

極めて素に近い自分をさらけ出す場であったラジオや雑誌連載をやめたのは、この決意があったからなのだろう。
ちなみに今週のダウンタウンDXにて「できちゃった婚」の話題が挙がったのだが、その時のドキッ!としてしまい「触れるな!察しろ!」と思ったのは僕だけではないだろう(だから何で?しかも収録だし)。

何はともあれ、喜ばしいことだ。特に、ご懐妊は。
後の人類の文化の為にも、あの遺伝子は残しておかないと。

しかしまぁ「天才」と称される人達は、得てして子供を中々作らない気がする。
イチローしかり、菅野よう子しかり。
きっと仕事が楽しすぎてしょうがないのでしょう。
それとも、あんまり天才が増えすぎないようにという、人類の自制作用なのだろうか?
戦争やパンデミックが無くならないのは、人口が増えすぎないためであるという理屈と同じく…

2008年12月18日木曜日

今更 村上春樹 破瓜

忘年会シーズンである。今年も欠席の返事をしてしまった。
忘年会に限らず、普段の飲み会や遊びにも殆ど参加しない、僕はいわゆる「付き合いの悪いヤツ」だ。最近は周りもこなれたもので、「今回も来ないよね?」とDon't you形式で聞いてくる。

僕は別に酒に弱くもなければ嫌いでもないし、会社での人間関係も(付き合い悪いのに)上手くいっているほうだ。人と喋ることも好きだし、飲み会とかに関する抵抗は一切無い。じゃあ何で参加しないのかというと、
「松本人志の番組やDVD観てる方が、金がかからない上に確実に面白いから」
困ったことに、僕は本気でそう思ってしまっている。

本や映画等の全然別のジャンルの作品に対しても、上記の判断基準を適用してしまう。さすがに松本一色ということは無いが、その他の文化の鑑賞数は世間一般に比べてかなり少ない方だと思う。大学入学から現在に至るまでの7年間で観た映画の数はたった2本だ。
1つは、結構古いが「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。
そしてもう1本は、言うまでもないが「大日本人」である。
後者はともかくとして、前者は松本と全然関係なさそうだが、実は「シネマ坊主」という連載で彼が絶賛していたので観たものだ。結局松本つながりである。

まあそれでも生きていくのに全然退屈しないくらい、彼の才能・作品が素晴らしいことは僕みたいな凡人が今更言うまでもないが、さすがにこれでは視野とか物の考え方が狭くなる恐れがあるので、齢26の12月にしてやっと、もっと他の物にも手を出すようした。ちなみに、このブログもその一環である。

そんな訳で、先週初めて村上春樹の作品を読んだ。あらすじ見ただけで食わず嫌いであった、定番「ノルウェイの森」である。感想であるが、
「みんなよく喋るな~」
えっと、普通に面白いじゃないですか。「春の熊」とか、何つう例えだ。「あなたって表現がユニークねえ」には読者全員が頷いたことでしょう。
…文化レベルの低い小生にとっては、これくらいの感想が限界です。

ちなみにこのブログのタイトルは、「ノルウェイ~」にちょくちょく現れる「歪み」という表現から触発されたものである。