忘年会シーズンである。今年も欠席の返事をしてしまった。
忘年会に限らず、普段の飲み会や遊びにも殆ど参加しない、僕はいわゆる「付き合いの悪いヤツ」だ。最近は周りもこなれたもので、「今回も来ないよね?」とDon't you形式で聞いてくる。
僕は別に酒に弱くもなければ嫌いでもないし、会社での人間関係も(付き合い悪いのに)上手くいっているほうだ。人と喋ることも好きだし、飲み会とかに関する抵抗は一切無い。じゃあ何で参加しないのかというと、
「松本人志の番組やDVD観てる方が、金がかからない上に確実に面白いから」
困ったことに、僕は本気でそう思ってしまっている。
本や映画等の全然別のジャンルの作品に対しても、上記の判断基準を適用してしまう。さすがに松本一色ということは無いが、その他の文化の鑑賞数は世間一般に比べてかなり少ない方だと思う。大学入学から現在に至るまでの7年間で観た映画の数はたった2本だ。
1つは、結構古いが「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。
そしてもう1本は、言うまでもないが「大日本人」である。
後者はともかくとして、前者は松本と全然関係なさそうだが、実は「シネマ坊主」という連載で彼が絶賛していたので観たものだ。結局松本つながりである。
まあそれでも生きていくのに全然退屈しないくらい、彼の才能・作品が素晴らしいことは僕みたいな凡人が今更言うまでもないが、さすがにこれでは視野とか物の考え方が狭くなる恐れがあるので、齢26の12月にしてやっと、もっと他の物にも手を出すようした。ちなみに、このブログもその一環である。
そんな訳で、先週初めて村上春樹の作品を読んだ。あらすじ見ただけで食わず嫌いであった、定番「ノルウェイの森」である。感想であるが、
「みんなよく喋るな~」
えっと、普通に面白いじゃないですか。「春の熊」とか、何つう例えだ。「あなたって表現がユニークねえ」には読者全員が頷いたことでしょう。
…文化レベルの低い小生にとっては、これくらいの感想が限界です。
ちなみにこのブログのタイトルは、「ノルウェイ~」にちょくちょく現れる「歪み」という表現から触発されたものである。
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