人気ランキングのトップに君臨する名だたる大企業から内定をもらった彼らは、なんの疑いももたずにそういう企業に就職していきます。自分達がそこで学ぶことになる「ビジネスの常識」が、世界のビジネス常識とは全く異質なものであることなど想像もしないままにね。
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実は「完全に周回遅れです」みたいな場所で人生最初の「働く訓練」を受けることがどれだけ自分の将来価値を毀損する可能性があるか、よーく考えてみたほうがいいんじゃないか
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その損害の大きさたるや実は、「なんだかんだいっても安定してるし」「福利厚生もしっかりしてるし」みたいなぼんやりしたメリットとではとても相殺できないくらい大きなダメージになるですよ。
おもくその転職活動冒険譚『おもくそクエストファイナルファンタジー』シリーズ。ついにシリーズ名が変わっちゃいました。
「XIII-2」的命名規則を使用すればまだまだ引っ張れますが、今回は本当に大メインクライマックス(by 世界のヘイポー)です。引越したいから荷物は早く片付けておきたいし(電子の世界では関係ねえよ)。
『安定』の定義って?
転職活動開始前、当時の所属会社で上司に辞意を伝えたとき、上司は言った。「うちみたいな楽な会社はそうそうないよ。ミスしても減給とかまず無いし。他は厳しいよ~」(※1)
会社を辞め、現在無職で転職活動中であることをお袋に報告した時、お袋は言った。
「公務員にしときなさい。まだ年齢大丈夫でしょう?」
要するに、両名とも「『安定』して『楽』な会社がイイゼ!」って言いたいのだろう。
そもそも『安定』の定義って何なのか。現代においては
「収入を継続的に得られる事が保証されている」
ってところでしょうか。ではもう一歩突き詰めて、何故公務員は「収入を継続的に得られる事が保証されている」のか。
「解雇や倒産が無いから」
…確かに、今まではそうだったかもしれない。でも、この状態がずっと続くか?流石に続かんでしょ。橋本氏のような「まともな政治家」が今後増えてくる(増えて欲しい!)と、間違いなく粛正されると思うけど(ていうか今月早速切り込んでたしね)。そして、今年になって(特に3.11以降)、非公務員はかなり怒りが溜まってるから、いくら大人しい日本人といえども、いつか暴動起こるぞ。
「解雇や倒産が無い企業」なんて存在しないと思っておいた方がいい。そうなると、「収入を継続的に得る」方法は一つしかありません。
「継続的に職にありつく=突然、会社が潰れても、すぐに次の仕事にありつけるくらいにスキルをつけておく」
そうなると、会社の選考基準は
「どれだけスキルが身につくか」
ってことに尽きると思います。
公務員って、スキル身につきますか?ぬるま湯環境に慣れきっちゃうと、いざ改革だか革命だかで放り出された時点で死亡フラグだと思いますよ。そうなる可能性を少しは考えてますか?それとも、まだ「公務員は安泰」神話はずっと続くとお思いですか?
「ゆっくり走るのが安全運転だと思うなよ」by 松本人志
「ゆっくり=安全」とは限らないのです。
ちなみにこういう人達の世界です
大阪の労連って本当に凄いな: やまもといちろうBLOG(ブログ)人事評価結果の給与反映はやめろ
中途採用を行ってない会社は危険な香り
これは新卒者向けのお話になりますが。僕は新卒の頃、会社選びの基準の一つに「中途採用していない」というのを持ってました。理由は、「中途採用せず=離職率低い」と思ってたから。これ、大間違いでした。どんなに良い会社だとしても、退職者ゼロなんてあり得ません。必ず一定数は発生します。そして減った分は穴埋めしないといけない訳ですが、中途採用していない会社の場合、新卒が穴を埋める事になります。もちろん、退職者(経験者)の穴が新卒(未経験)で埋まる訳がありません。よって、新卒採用しかしていない会社は、会社全体のスキルは下がり続けていきます。僕の前の会社なんかまさにそれで、一番脂が乗ってくる30代前半の比率が極端に低く、人口ピラミッドは平子理沙ばりのくびれのナイスボディーです。
という訳で、「中途採用を行っているかどうか」というのは、その会社の力を知る一つの指標になるかなと。企業のWebページに、中途採用ページが用意されてるかどうか確認してみてください。そもそもページ自体が無い会社は、中途採用の文化が無いと思ってよいかと。
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※1ちなみに、このやりとりあった直後くらいにリストラ開始w
仕事が楽(気楽)なのは確かだけど、アラサーで基本給手取り17万…同じ「気楽」なら派遣の方が稼げるんじゃ(年金とか考慮しても)。
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