2011年12月29日木曜日

おもくそクエストファイナルファンタジーファイナル

ゲリラ的雇用面接のすすめ - The Joel on Software Translation Project
我々の欲しているのは「才能 」に溢れた逸材であり、特定のスキルを持つ技術者ではない。どのようなスキルも技術的に数年すれば時代遅れとなる。重要なのはどのような新技術でも習得する事の出来る人を採用する事であり、たまたまちょうど良いタイミングでSQLを知っていた人を採用する事ではない。

おもくその転職活動冒険譚『おもくそクエスト』シリーズ。
転職活動を終えてから年をまたいで1年以上経過、下手すりゃ2回目の年跨ぎを迎えてしまいそうな状況でしたが、今回で本当にファイルです。もうこれ以上タイトル思いつかないし。

使用した媒体

エージェント2社を使用しました。転職サイトやスカウトサービスは未使用。
またエージェントは、大手1社、ITに強そうな中小1社という構成としました。
理由としては、選定にあたっていろいろネットを調べてると
  • キャリアコンサルもピンキリ。外れの場合もあれば、外れではなくても得手不得手があったりするので、エージェントは複数利用した方がよい。
  • 大手は、キャリアコンサル一人あたりの担当人数が多いので、アクションが遅かったりおざなりにされる場合がある。
というような意見を随所で見かけ、まあそうだろうなと納得したので。
ちなみに僕が調べた限りでは、電車の広告などでよく見かけるR社やI社はあまり評判よろしくなさそうです。もちろん、実際はどうかは分かりません。きっとこれもコンサルによるのでしょう。
おすすめエージェント
僕が利用した「大手1社」というのはパソナキャリアなんですが、ここお薦めです。「顧客満足度No1」ということで選んだのですが、本当良かったです。担当コンサルは合計で3人ついてくれて(メイン1名+サブ2名)、前述した「大手はアクションが遅い」は皆無でした。また会社に関する情報は「ここは激務です」「あまりいい噂は聞きません」などと包み隠さず正直に教えてくれた。面接の傾向と対策などの有益な情報やアドバイスも膨大でした。

唯一注文をつけるとすれば、応募した企業一覧、選考の状況などをシステム化してくれてたら尚良かったかな。面接終わった後に、どんな質問があったかなどを担当コンサルに報告するのですが、手段がメールなんですよ。報告内容はおそらくコンサルがコピペしてどっかに記録しているのでしょうけど、システム化してそこに入力して報告するようにすれば、転記の手間が省けると思いますよ。ちなみにもう一つの中小エージェントはそうなってて、非常に便利でした。

一応、中小エージェントについても触れておきましょう。正直、あまり良い印象は持てませんでした。別にコンサルの人柄とかアクションの速さとかには問題なかったですけど、明らかにブラックだろって求人をポンポン持ってくるんですよね(光系列とか)。その会社の内情について質問しても、回答は「そんな事ないですよ」的に浅いもので、パソナキャリアの時のような「包み隠さず」感が感じられず、不信感が募っていきました。情報・アドバイス量もパソナに比べたらずっと少ない。唯一勝ってると言えるのは、前述した転職活動管理をシステム化してることくらい。

まあ、結局は中小エージェントの持ってきた求人に決めちゃったんですけどね(というかそれしか無かった…)。ちなみにその求人の会社(ていうか今の会社)は以前も述べた通りブラックの噂あり(実際どうだったかはこちら)。

ていうか、世の中はすっかりソーシャル転職の普及期ですなぁ。できる人間はエージェントすら必要としない時代となるのか。

数字の報告

自社サービスを持っている企業を中心に挑戦した、今回の転職活動。各種通過数などは以下の通り。
  • 書類選考
    • 応募:21
    • 通過:11
  • 面接(一次、二次)
    • 社数:9
    • 通過:5
  • 最終面接
    • 社数:3
    • 通過:1
結局、1社っす…。書類選考通過率は大体3割くらいらしいのですけど、ご覧の通り僕は5割超え。書類選考通過したってことは、一番の懸念であった「業務系しか経験無い」って経歴でも一応問題なしと見なされたって事で、経歴突破できたのなら割とすんなりいけるんじゃね?と早々に思ったものだけど、そう簡単にはいきませんな。

総括

最初に言いたいのは
「応募資格は満たせてても、結局は経験者有利」
ってことです。結局、中途採用では即戦力が求められますよ、と。「人柄、コミュニケーション、向上心などは問題無い。けど、他の応募者の方が経験豊富なので…」というパターンの多いこと多いこと。冒頭のジョエルのように「才能(≒ポテンシャル)」で選んでる余裕は無いのか…

前述の通り、自社サービスを持ってる企業を中心に応募したのだけれど、質問はどこも似たようなもんでした。サービスに関する質問は「見てみた感想は?」レベルの浅いものが多く、深い・細かい所まで突っ込まれることは殆ど無かったです。僕、面接前には滅茶苦茶使い込んで長短所列挙したりとかなり時間費やしてたのですけど、これには正直拍子抜け。

そういえば、有名企業よりは、非有名少数ベンチャーの方が不通過が多かった。倍率的には非有名の方が低いだろうから難易度も低いかなと思いきや、意外な結果に。ある非有名ベンチャーの面接で「うちはこの通り人数少ないから、フォローする余裕はないので、自分で学習・解決してもらう必要がある」というような事言ってたので、要するに「フォローできないから経験者の方が安心」ってことなんでしょう。

最後の最後に

最後ではないという事を再度お伝えします。結局、収まりきらんかった…
タイトルとの矛盾に関しては「ファイナルファンタジーなんか『ファイナル』とか言っときながら続編出まくってるじゃねぇか!ていうか『XIII-2』とか何だよ!『XIIII』でいいじゃねぇか!」という小学生レベルの回答を送ときます。
ということで、次回作のタイトルは
「おもくそクエストファイナルファンタジーファイナル-2」
で決定。




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