しかし結果は・・・当エントリのタイトルが物語っているとおり、最後の最後のサービス起動でエラー発生してインストール処理全ロールバックという結果となりました・・・。詳細は後述しますが、どうもサービス起動時のタイムアウトっぽい。Hadoopのインストール先が外付けハードディスクに置いたVMで、かつ先に述べたとおりマシンスペックが低いとは言え・・・レスポンス時間の要件厳しすぎやしませんかClouderaさん。
ということでHadoop動かすところまではいきませんでしたが、環境構築の流れは確認できたのでメモメモ。
試した環境
- CentOS 6.3
- Cloudera Manager 4.1.3
「インストール・ノード、コンポーネントの選択や、インストール後のセットアップを含めてたったの4分程度でクラスタを構築することができます。」
とありますが(上記ページ内の動画では5分)、僕の環境ではインストール処理開始までは確かに数分でしたが、実際のインストールには1時間以上待たされました。まあこれもマシンスペックの問題かもしれません。
Cloudera Manager インストールマシンでの事前準備
SELinuxを一旦無効に
無効にしないとCloudera Managerのインストーラに怒られて先へ進めません(Permissiveでもダメでした)。# vim /etc/sysconfig/selinux -- SELINUX=disabled -- # reboot
scpコマンドインストール
Cloudera Managerは各ホストにHadoopインストールする際、インストール対象ホストへインストールファイルをコピーするのに内部でscpを使ってます。# yum install openssh-clients
ちなみにJDKも必要なんですけど、無ければCloudera Managerと一緒にインストールしてくれます(本家Oracleの6系ですけど)。
Cloudera Manager インストール
ドキュメントダウンロード
以下ページから辿ります。ユーザー情報登録を求められますが、日本語サイトの紹介ページの動画で「(ユーザー情報)登録してくれたらうれしいです」と述べてる通り、入力はしなくてもダウンロード可能。入力画面下部の"I'd rather not fill in the form..."といったメッセージ内のリンクからダウンロードページに飛べます。
それではコマンドを叩きます。
$ wget http://archive.cloudera.com/cm4/installer/latest/cloudera-manager-installer.bin $ chmod u+x cloudera-manager-installer.bin # ./cloudera-manager-installer.bin
GUIのウィザードが起動するので、Nextとか同意するとかしてください。インストール処理はそこそこ時間かかりました。
ファイアウォール穴開け
7180番ポートを開けます。# vim /etc/sysconfig/iptables -- -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 7180 -j ACCEPT -- # service iptables restart
Cloudera Manager使ってHadoopクラスタ構築
ブラウザでインストールしたマシンの7180番ポートへアクセス。ログイン画面が表示されるので、ここに記載されている通りログインユーザー・パスワードに「admin」を入力してログインしてください。後はもうウィザードに従えばいいだけなので割愛。Hadoopに手を出そうとする人なら説明なんていらんでしょ。ちなみに僕の環境の場合、前述の通りインストール処理は1時間以上かかりました。
そして、エラー発生
片手間に進捗バーを眺めること1時間弱、ようやく全てのソフトウェアのインストールが完了したと思いきや、エラーが発生してバーの色が赤色になって「ロールバックします」との非情な光景が。ホスト一覧の「詳細」リンクを押下するとインストールログを参照できるので、確認してみたところ、以下エラーが発生していました。
BEGIN /sbin/service cloudera-scm-agent start cloudera-scm-agent を起動中: [60G[ [0;31m失敗 [0;39m]
サービスの起動でエラー発生しているので、サービスのインストールに失敗したのかと思い、いろいろと調べたところ、発見したのがHadoopのエキスパートと思われる方の以下記事。
Cloudera Manager のインストーラーである cloudera-manager-installer.bin は、速度の遅いネットワークではタイムアウトのせいで失敗してしまう (ように見える)この方は結局Cloudera Manager使うのを諦めて手作業でインストールしたそうです。ってことで、僕も深追いするのは諦めました。
手作業でのインストール手順は、上記の方とか他をあたってください。
Cloudera Manager アンインストール手順
僕と同じくCloudera Managerでインストールできねぇってことで無用の長物と化したのでアンインストールしたい場合は、以下ページを参照してください。*
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