Trac Lightningのヘルプ(TracPlugins)にも書かれてはいるが、お世辞にも分かり易い文章とは言い難く、また初心者にとっては余分?な情報も含まれている感じなので、最低限の情報をここに記録する。
ここでは
TracWikiToPdfPluginのインストールを例とする。
※このプラグインはその名の通りTracのWikiをPDF出力(HTML出力も可能)してくれるものである…が、我が日本語をはじめとする各種アジア言語(他にはアラブ言語)は対応していない模様…一応試してみたが、PDFは「破損してます」的なダイアログが表示され、HTMLは真っ白だった。
このプラグインの中核を担っている
HTMLDOCというライブラリが、西欧言語以外のUTF-8文字に対応していないとのこと。
参考:
miau's blog?:TracWiki をドキュメントに変換するプラグイン調査
0.ez_setup.pyのインストール(一度だけ)
ヘルプのリンクから『ez_setup.py』ダウンロードし、コマンドプロンプトでダウンロードフォルダに移動後、以下コマンドを実行。
python ez_setup.py
これで『easy_install.exe』が{Tracホーム}\python\Scriptsに配置される。
ちなみにpythonはTrac Lightningと同時にインストールされ、パスも通った状態となっている筈。
1.プラグインのインストール
プラグインアーカイブを適当な場所に解凍し、コマンドプロンプトで『easy_install.exe』インストールフォルダに移動し、以下コマンドを実行。
easy_install.exe {解凍ファイル内の『setup.py』格納ディレクトリのパス}
TracWikiToPdfPluginの場合、『setup.py』格納ディレクトリは「0.10」or「0.11」です。
2.trac.iniにプラグインの設定を追加
設定内容はWebなりプラグイン一式に含まれているドキュメントなりを参考に。
TracWikiToPdfPluginの場合は、docsフォルダに『trac.ini.example』というのが置いてある。
※trac.iniは以下フォルダに存在する。
{Tracホーム}\projects\trac\{プロジェクト名}\conf
3.Tracを再起動
4.プラグインを有効化
管理者アカウントでログインし、『プラグイン管理』メニューにてプラグインのコンポーネントを有効にし、『変更を適用』押下。
※2.の設定で既に有効になってるかも。
TracWikiToPdfPluginの場合は以上。まあ、前述の通り日本語対応してないのだが。
てか、試しにASCII文字だけのページを出力してみたけど、それも上手くいかんかった。分からん。
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プラグインファイルがeggで提供されている場合、ひょっとしたら管理コンソールからだとインストール瞬殺かもしれない。まだ試してないので結果がどうなるかは不明ですが、その内試します。
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アンインストール手順もヘルプに書いてある。インストール時程やることは多くなく、ヘルプの記述で十分分かるので、割愛。