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さて、これまで3回に分けて行ってきた、炎上プロジェクトの1人ふりかえり(その1 その2 その3)。致命的レベルの問題のふりかえりは粗方完了した。私の仕事力・文章力不足もあり、Tryの内容・表現がショボかったり、そもそもエントリ自体が愚痴っぽくなっているかもしれないが、それは追々改善していこうと思う。
当エントリからは、プロジェクトに対するその他の考察・感想・愚痴などを記す。
プログラミング力≒片付け力
プログラマに対して、私はある偏見を抱いている。それは「デスクトップやブックマークが汚い者は、総じてソースコードも汚い」
というものだ。
プログラミングは、結局は『整理整頓』作業の連続だ。固定値の定数化、何度も使用するロジックの関数化・クラス化、関数化・クラス化する際はどのように分割するのがベストか、無駄・冗長な記述を如何に抑えるかetc…。よって、僕が思うに、プログラミングで一番必要なのは、『整理整頓力』とか『片付け力』とでも言う力だと思う(※1)。
そしてこの力の有無を如実に露わにしてくれるのが、デスクトップやブックマークだ。『片付け力』の無い者は、フォルダやタグで系統立てて整理することを碌に行わず、混沌と化している(フォルダの命名も分かりにくかったり…)。
『片付け力』という力。この力は、向上させるといういう意識を持って取り組まなければ、向上するものでは無い。人生経験、仕事のキャリアを積んでいけば自動的に向上するというものではないのだ。皆も今までたくさん見てきたことであろう、部屋を『片付けられない大人たち』を。
プログラミングも同じで、整理整頓された綺麗なコード書いてやるぞ!という意識が無い者は、いくらプログラミング経験を積んだところで、生み出すコードは汚いままだ(※2)。
以上より、『Problem6:技術力はキャリアの長さに比例するという認識』には、大いに異を唱えたい。
上記偏見、僕の少ないキャリアで見てきた限りでは大体当たっていると思うが、皆さんの周りではどうだろうか?
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※1
この理屈だと、「ソースコードが汚い人間は、デスク周りや部屋も汚い」という事になる。確かにその通りの者は多い。そうでは無い者、つまりソースコードの割にデスク周りなどは綺麗な者は、得てして『八方美人』が多いというのが僕のもう一つの偏見だ。現在のプロジェクトにもそういう輩がいる。目に付く範囲ではきちんとする、普段は遅刻してる癖に、マネージャーがいる日だけは遅刻しないという…それも1人だけではない…鼻折りたい。
※2
経験を積むことで、既存のライブラリだけでどれだけの事ができるかという知識が蓄積され、所謂『車輪の再発明』をやってしまう可能性は減少し、「無駄・冗長な記述を抑える」に繋がる事は確かにある。
が、根本的に『片付け力』が備わっていなければ、焼け石に水だろう。
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