弁護士業界にとって、過払い金請求は「ビジネスチャンス」だ。
公正取引委員会の後押しで、弁護士や司法書士の手数料報酬や広告規制が近年、相次いで自由化されたことも追い風となり、法律事務所の間で競争が激化している。
いつの頃からか、郵便ポストに「借金問題解決します」「払いすぎたお金を取り戻しましょう!」といった冊子が投函される事が増えた。現在も週一くらいのペースで投函される。
所謂グレーゾーン金利撤廃によるムーブメントであるが、こういったチラシを見る度にこう思う。
「金利に関して理解・合意した上で借りたのだから、払うのは当たり前なんじゃないの?返還求めるのは筋違いなんじゃないの?」と。
契約書に記載されていた利息以上に払わされたというなら妥当な行動だけど。
…って、まあ皆言ってる事ですが。
強引な取り立てだとかが辛いというのは分かるが、もし強引でなかったとしたら「あそこの業者、返さなくても大して何もしてこないぞ」と舐めて開き直る輩が出てくるのは目に見えているので、ある程度強く出ざるを得ないのはしょうがない。
27歳にして手取りはぶっちゃけ17万という状況の中、勝間和代もびっくりの効率的やりくりで何とか生き延びている僕としては、昨今の過払い金返還請求ブームは何か間違っている・歪んでいる気がするのです。
※その癖家賃9.1万の部屋に住み続けている俺も十分歪んでいるぞ!てかホントよくやりくりできてるな…
ところで本日もまた新たな冊子が投函されていたのだが、今回の事例はひどかった。
- デート資金が足りなくてア○ムで10万円を借りたのがきっかけで気がつくと100万円まで膨み…
- バブル当時に消費者金融やキャッシングを利用して豪遊したことが災いし…
そんな腹立つチラシだったが、ちょっとほろっとくる言葉が書いてあったので、引用させていただきます。ソースは2ちゃんとのこと。
10年後にはきっと、せめて10年でいいから
戻ってやり直したいと思っているのだろう。
今やり直せよ。未来を。
10年後か、20年後か、50年後から戻ってきたんだよ今。
総量規制を始めとする、改正貸金業法による規制強化。これにより借金重ねて自己破産や犯罪に走る輩が減り、真面目に働こうとする人間が増えるのだろうかと思いきや、ヤミ金が増えるとか言われてるし…どうなる、日本。
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