ところで更新が滞ると記事コメント頂けるという法則がこの宇宙には存在しているようです。
技術メモ・ネタが結構溜まってきているので(えと、レベルは高くないです)、いい加減そろそろ消化していかないとなと思って臨んだサタデー、CentOS 6.0が先月リリースされていた事を知りました。
うーん、情報収集は怠っていなかったつもりだけどな…このニュース、認知度ありました?
まあ何はともあれ、せっかくなんでVMware Player上に仮想環境構築です。
まずは以前に自分で書いた構築手順(簡易インストール)を踏んでみました。若干の手順の差異はあれど、OSの日本語化設定まではすんなり済みましたが、日本語入力メソッド(前述の記事における『SCIM+Anthy』)のインストールで躓いてしまい、日本語の入力ができない状態で通行止めに…
なので今回は簡易インストールではなく、ISOイメージファイルからブートすることでインストールしました。その手順をここに記します。
ちなみに2011年8月7日時点で、当記事の手順でインストールされるAMPのバージョンは以下の通り。PHP、5.3だー!
- A:2.2.15
- M:5.1.52
- P:5.3.2
ISOイメージのダウンロード
わざわざ書くことでもないですが。以下ページに日本のミラーサイトへのリンクが記載されているので、お好みのサイトからダウンロードしてください。ちなみにISOイメージは「6.0/isos」ディレクトリにあります。
VMware Player : 空の仮想マシンを作成
VMware Playerを起動し、ホーム画面の「新規仮想マシンの作成」を選択。「後でOSをインストール」を選択し、次画面で「Linux」「CentOS」を選択し、後は簡易インストールと同じ流れ。
よく分からなければ、例によって画像付きで解説してくださっている以下ブログを参照してください。
尚、今回は空仮想マシン作成なので、この時点でのCentOSインストールは当然開始されません。
VMware Player : CentOSインストール
作成した空仮想マシンを選択して「仮想マシン設定の編集」→「ハードウェア」→「CD/DVD(IDE)」と選択していき、
「接続」ペインの「ISOイメージファイルを使用する」欄に、ダウンロードしたISOイメージのパスを入力。
この状態で「仮想マシンの再生」を行います。
後は、画像付きで解説してくださっている以下ブログを参照してください。
僕はネットワーク設定まで全く同じ手順を踏ませていただきました。
ちなみに上記記事の(1)と(2)の間に、もしかしたらディスクチェックを行うかどうかの画面が表示されるかもしれません。手っ取り早く進めたければスキップしちゃってください。
VMware Toolsを自分でインストール
今回は簡易インストールではない手順をとったので、VMware Tools(※1)は自分でインストールする必要があります。まずは仮想OSにログインした状態で、VMwareウィンドウ下部の「ツールのインストール」を押下。
インストーラのアーカイブが保存された仮想CDドライブがマウントされます。
次にターミナルを起動し、mountコマンドでアーカイブのパスを確認。
$ mount … /dev/sr0 on /media/VMWare Tools …
僕の場合は上記のパスでした。
続いてアーカイブを展開し、rootユーザーになってからインストールスクリプトを実行します。
$ tar xvzf /media/VMware\ Tools/VMwareTools-8.4.6-385535.tar.gz $ cd vmware-tools-distrib $ su # ./vmware-install.pl
インストールスクリプトでは、ディレクトリなどいくつか設定を問われますが、全て何も入力せずEnter(その場合[]内の値が使用される)。
完了したら一旦シャットダウンし、仮想マシン設定の「CD/DVD(IDE)」の設定を元に(「物理ドライブを使用する(自動検出)」)戻し、再度起動してみます。
ゲスト・ホストOS間でクリップボードの共有、マウスカーソルのシームレスな行き来、VMware Playerのウィンドウ最大化した際にゲストOSの描画エリアも最大化…などが実現できていればOKです。
あと、せっかくなんでこのタイミングでパッケージを更新しておくといいかもしれません。
「システム」→「管理」→「ソフトウェア更新」で更新できます。ちなみに僕の場合、見つかった更新の数は約170個で、更新完了するまで結構時間かかりました。
Apache インストール
恐らく既にインストールされていると思います。もしインストールされていなければ、以下コマンドでインストール。
# yum install httpd
そして起動。
# /etc/init.d/httpd start
ファイアウォール設定
「システム」→「管理」→「ファイアーウォール」「信頼したサービス」で表示されるリスト内の「WWW(HTTP)」にチェックを入れ、ツールバーの「適用」押下。
※恐らく「SSH」はデフォルトでチェックが入っていると思いますが、チェックされてなければ入れといてください。
MySQL インストール
# yum install mysql-server
そして起動。
# /etc/init.d/mysqld start
DBやユーザーの作成に関しては、今回も割愛。
PHP インストール
MySQL接続用のパッケージも一緒にインストール。# yum install php php-mysql
インストール済んだらApache再起動。
# /etc/init.d/httpd restart
ApacheやPHPとかの動作確認やらCakePHPの導入やら
以前に僕が書いた以下記事を参照してください。記事の環境はバージョン5.5ですが、やることは変わりません。
その他の関連エントリ
- LAMP of CakePHP on VMware:構築手順メモ1~CentOS 5.5(or5.6)インストールまで
- LAMP of CakePHP on VMware:構築後のデザート~Apache, MySQL自動起動設定
- LAMP of CakePHP on VMware:構築後のデザート~NTP設定
- LAMP of CakePHP on VMware:MySQL追加設定~日本語設定、DB・ユーザー作成など
- LAMP of CakePHP on VMware:構築後のデザート~phpMyAdminインストール
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※1ゲスト・ホストOS間でクリップボードの共有やマウスカーソルのシームレスな行き来を実現したり、VMware Playerのウィンドウ最大化した際にゲストOSの描画エリアも最大化したりetcetcと、痒いところに手を届かせてくれるツール。
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