2009年8月29日土曜日

最近読んだ@IT~新入社員のメリ&ハリ

今年、新入社員研修のVisual Basic教育にサブ講師として参加した。といっても、教育カリキュラムの策定には参加していないが。

会社としては数年ぶりに新入社員の人数が2桁ということもあり、1人くらいは「自作ツール公開してます」「Linuxカーネル読んだことあります」レベルがいるかなと少し期待していたが、さすがにおらず。それくらいのレベルの人間は、やっぱり大手or有名処ベンチャーに行っちゃうのかな?
全体的なレベルとしては、Integer型変数に実数や文字列セットしているロジックを指差し「エラーの原因と直し方が分かりません」質問してくる人間が10数名中数名いるという状態。VBの前にC言語教育行っているので、変数の型については教育済みの筈なのだが・・・この10数名中数名という割合、業界一般的にはどうなんですかね?多い?少ない?

ところで、上記の質問を受けて思ったことがある。「ちょっとは予習しようという気にはならなかったのかな?」と。これは僕が新入社員の頃に、同じく10数名中数名いた、前述の新人と同レベルの同期を見た時にも思ったことだ。

SE・プログラマ職の募集要項には、大抵「文系理系不問」「プログラミング経験不問」を掲げている。実際、入社前の経験有無で仕事の品質・スピードに差が出るのは、最初の半年~1年程度だと思う。という訳で、未経験者も遠慮せずにどんどんWelcomeである。ただ、入社を決めたなら、「未経験者でもきっちり教育しますので大丈夫です!」といくら謳ってはいるものの、これからプログラマとして働いていく訳なんだからさ、ちょっとは入社前に手を出してくれてもいいのにと思うんです。完全に受け身にならないでよと。
まあ見方を変えればメリハリがある人間だと言えるので、配属後もそれを遺憾なく発揮して、勤務中はしっかり仕事をしてくれればそれで良いのだが。

あと、
言語などの場合は演習を入れます。演習もただ、考えて作るだけでは面白くないので、お題を出して作成してもらい、何人かの人にそれを発表してもらいます。それを材料に全員で良い部分、悪い部分などを討論します。ここで気づいたと思いますが、これはソースコードレビューです。
コードの発表と討論。これはすごく必要だと思う。ちなみに我が社の研修では、行っていません・・・
ソースコードの添削はもちろん行っているが、フィードバックするのは基本的に作った本人にだけ(もちろん、多数が共通して躓いてる箇所があった場合等は、ちゃんと全員に向けてフィードバックするが)。また、理想的なソースコードの紹介・配布等も無し。

時間的な制約があるので、討論まで行うのは難しいかもしれないが、せめてサンプルソースの配布は行うべきだと思った次第であった。
※上記の事、実は自分が新人の頃に、研修完了報告書で指摘したんですけどね・・・

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