・与えられたテストの仕事をきっちりこなしてください。
・余った時間で、テスト環境の効率化について考えてください。
--手作業でしてる作業を自動化できないか?
--テストの情報を管理するツールは必要ないか?
・余った時間で、テスト支援用の小物ツールを作る。
僕の会社は客先常駐派遣がメインです。今までに何カ所かに派遣され、キャリアの半分以上の期間、常駐作業をしてきました(現在もまさにそう)。
そんな常駐作業で共通して言えることの一つに、「『余った時間』を作れない!」というのがあります。
頑張って仕事してスケジュールを前倒ししたとしても、当初のスケジュールに無い作業を勝手にぶち込まれるんです(今年の6月にも似たような事が発生)。しかも、その作業というのは、契約したプロジェクトの作業に限らず、別の会社が担当している全然関係無いプロジェクトの作業も多々ありました(最近はさすがに無いけど)。一度、客先の営業か総務かが使っているExcelファイルのデータ入力といった、完全なる事務作業をやらされたこともありましたよ。
「いろいろな経験を積むことができるので、良い勉強になる」と最初はプラスで考えてましたが、時を経るにつれ、正直「いいように使い回されている」感が大きくなっていきました。それに「いろいろな経験」と言ったところで、使ってるフレームワークはどのプロジェクトも一緒だし、プログラマで契約してるから基本設計にはタッチできないし、高パフォーマンス発揮しても単価はプログラマ一律で上がらないし(SEで契約してもらうしか方法は無い)、しかも、僕の会社が特定派遣事業の届け出する前だから委任契約だった筈だけど、直接指示されてたし・・・
※ちなみに、ある客先では『レンジャー部隊』って呼ばれてました。呼んだ後「一人なのに」とツッコむのがお決まり。
以上より、もし僕が冒頭のリンク先記事の方の立場に立ったとして、引用のアドバイスを実施しようとしても、まあ無理です。テスト自動化ツールの作成等、間接的に作業効率の向上につながるようなことであったとしても。余程説得力のある資料や話術でもって、定量的効果を示すことでも出来ない限り。で、結局資料作る時間が無いという・・・
したがって、残された唯一の方法は、スケジュール前倒しして早めに完了させた上で、「完了してないです」と嘘の進捗報告をし、そうして確保した時間を使って、こそこそと内職するしかない。まぁこれも、プロセス監視してる所ではアウトですけど。前述の『レンジャー部隊』の客先では、プロパー社員が定期的に見回りしてディスプレイ覗いてくるし(信用されてねぇー・・・)
そしてそれ以前に、因果応報を座右の銘としている僕としては、このような嘘をつくのは気が引けてしまうので、不向き。そして、もし「本当に?」といった感じで突っ込まれた場合、平然としていられる自信が無い。
現在の僕は、さらに広い因果応報の考えでもって、「自分の『余った時間』を犠牲にして他の人手伝っているのだから、その内言い事あるさ」と頑張っている次第です。
※別に仏教徒ではないです